日産「キャラバン」コンセプトカーのチェアとは? アーロンの次に絶対来る「コズムチェア」に注目!
新型コロナウイルス禍で大きく変化したライフスタイル。バーチャルオートサロン2021で日産が発表したコンセプトカーは、まさしくそうした新ライフスタイルの提案であった。VAGUEがこのコンセプトカーで注目したのは、使用されているチェア──ハーマンミラーがリリースしているコズムチェアだ。
ハーマンミラーと日産がコラボレーション!?
働き方が大きく変化した2020年。自宅オフィスで仕事をしたり、都心から離れたお気に入りの環境で仕事をしたりと、リモートワークというスタイルが急激に広がった。
新型コロナウイルスが収束すれば通常に戻るという希望を持つなか、家具メーカーのハーマンミラーと自動車メーカーの日産自動車は、すべてがパンデミック前の状態に戻るわけではないことを提案し、ポストCOVID-19の世界にフィットするようにとコンセプトカーを作った。それが「NV350 CARAVAN OFFICE POD CONCEPT」だ。
●どこにいても仕事ができる快適なオフィス環境
このコンセプトカーは、ビジネスバン「NV350キャラバン」と「オフィスポッド」を組み合わせたもので、好きな場所で仕事をすることができる環境をつくってくれる。
エクステリアは、フロント、リアのオーバーフェンダーやボディグラフィックがあしらわれ、オンロードもオフロードもこなせるオールラウンダーを表現。
そして、インテリアにはハーマンミラーのコズムチェアを改造したものを採用し、人間工学に基づいた優れた機能で、どこで働いても快適に過ごせるよう設計されている。
都会では、オフィスを車内に格納しプライベートな空間に、郊外や自然のなかではオフィスバックゲートを引き出し開放的な空間へと早変わりしてくれる。
さらに、仕事の合間にゆったりとくつろぎたいときには、車内からアクセスできるルーフバルコニーで、ゆったりくつろげるようになっている。よりハイブリッドなワークライフを現実のものにしてくれそうな夢のコンセプトカーだ。
「このコンセプトのパートナーシップの話が持ちこまれたとき、とてもワクワクしました。私たちは、人々があらゆる場所で健康的かつ生産性の高い仕事ができるための製品をつくることに誇りをもっています。
この1年で働き方が大きく変わったことを考えると、クルマをオフィスにするというこのアイデアは、今後世界が再び開けていくなかで、現在の分散ワークがどのように進化していくのかを垣間見させてくれるものです。」と、ハーマンミラージャパン株式会社社長の松崎勉氏。
働く環境を考え抜き、人間工学に基づいて生み出されるハーマンミラーのチェアがクルマに搭載されるとは、ハーマンミラーとしても驚いたようだが、ハーマンミラーだから、この快適さを実現できたのかもしれない。
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