トヨタ新型「ミライ」は極上の乗り心地! 高級感ある仕上がりはレクサス以上だ!

水素を燃料にして走るFCV(燃料電池車)のトヨタ「ミライ」が2020年12月に2代目モデルへとフルモデルチェンジしました。そんな新型ミライを公道で試乗したのですが、どのようなクルマなのでしょうか。

新型ミライは先代より2車格くらい上がった!?

 FCV(燃料電池車)のトヨタ新型「MIRAI(ミライ)」は、すでにショートサーキットで量産プロトタイプに試乗していますが、一般道でハンドルを握ると印象が大きく違います。

水素で走るトヨタ新型「ミライ」
水素で走るトヨタ新型「ミライ」

 当然ながらクルマそのもののハードこそ同じ。けれど乗り心地や質感など、サーキットでは感じなかったことも多数。

 といってもネガティブな方向では無く、「こんな高級感のある仕上がりだったのね!」といった感じです。

 まず車格感。新型ミライを街中で見ると大きい! 全長4975mm×全幅1885mm、ホイールベース2920mmというボディサイズは、メルセデス・ベンツでいえば「Eクラス」と「Sクラス」の中間サイズ。

 日本車でもトヨタ「クラウン」とレクサス「LS」の中間くらいの大きさになる。新型ミライとクラウンと並べたら、誰だって「ミライが格上!」に見えるだろう。先代ミライより2車格くらい上がった雰囲気です。

 価格感もクラウンとレクサスLSの中間くらい。トヨタブランドのクルマとして考えたら最上級モデルと考えていいんじゃなかろうか。

 実際、トヨタブランドのフラッグシップだった「セルシオ」をレクサスに持っていかれて以後、クラウンだと“押し出しの強さ”が物足りなかった。新型ミライならパワーユニットの先進性と合わせレクサスに負けていない。

 運転席に座るとけっこう“包み込まれ感”です。新型ミライはリアシートに人を乗せるためのクルマというより、ジャガーやアストンマーチンのように「運転する人が主役」という位置づけなんだと思う。

【画像】5人乗りのFR車になった! カッコよく進化したトヨタ新型「ミライ」(42枚)

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