街中でスーパーカーを無断撮影&SNS投稿は違法? 悪質カースポッターが横行する背景とは
私有地に入っての撮影は法的にどのような問題になる?
このような迷惑行為や悪質カースポッターへの対策について、一般社団法人日本スーパーカー協会代表理事の須山氏は、次のように話します。
――悪質なカースポッターについてどう思いますか?
当協会においても、一部のスーパーカーオーナーやファンからの報告により悪質なカースポッターが存在することは認識していました。
所有者としては、自宅駐車場など、安全が確保されている場所が侵害されることを快く思う人はいないはずです。
――どのような撮影スタイルが望ましいでしょうか?
駐車場等の私有地や立入りが制限されている場所に侵入しないことは当然として、公共の場に展示されているクルマであっても、所有者が近くにいる場合には一言声をかけてから撮影することが望ましいです。
他人の所有物に対して何かをするなら、一言声をかけるのがクルマに限らず当然のマナーだと考えています。
そこから車好き同士の会話や交流に発展することも多く、車文化醸成の一端にもなると考えています。
――実際、どのような啓もう活動をおこなっていますか?
当協会ではメディア登録制度を設けております。
制度を開始して最初のイベントとなった『TOKYO SUPERCAR DAY 2020 in お台場』(2020年11月)では前もって情報配信し腕章を貸与することで一般立入禁止エリアでの撮影も実施いただきました。
ルールやマナーを守ることでより良い環境で撮影ができるということを多くの人に知っていただくことができたと思います。
ところで、私有地である駐車場などに勝手に侵入し、動画や写真をSNSなどにアップロードすることは法的にどのような問題になるのでしょうか。
法的な観点から事情に詳しい光麗法律事務所の村松遼弁護士に話を伺いました。
「判例上、他人の看守する建造物等に管理権者の意思に反して立ち入る場合には建造物侵入罪(刑法130条)が成立し得ます。
『月極駐車場に侵入し撮影を行う行為』は、建造物等の管理権者の承諾を得ていない場合には、通常、『管理権者の意思に反する立入り』に当たるものと考えられ、建造物侵入罪が成立し得るものと考えられます。
また、民事上の問題としてプライバシー権侵害の問題となり得ます。
外部から容易に確認し得ない月極駐車場に置かれている車両は、公道を走行している車両と異なり、公衆の面前にさらされることを前提としておらず、そうした場合に比して、プライバシー権侵害となる可能性が高くなるものといえます。
加えて、これらの動画について、特段ナンバープレートなどを加工することなくSNSや動画サイトにアップロードすることによりさらに侵害性が増すものと考えらえます」
※ ※ ※
世界有数のクルマ王国である日本には多種多様なクルマが存在しており、それらのほとんどにオーナーがいます。
珍しいクルマに遭遇したら写真を撮りたくなる気持ちは理解できますが、誰もが見られるSNSなどで公開する際には、撮影場所やオーナーが特定されないよう十分な配慮をすべきです。
これには「見る人が見れば誰のクルマかわかる」ということも含まれると筆者(加藤久美子)は考えます。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
多種多様の車王国ってwwww陸運局の許可が下りたメーカー吊しのノーマル車が殆どだろ。カタログ見てればいいくらい普通の車ばかり。だから、珍しい車は目を引くだけ。逆にカスタムカーが増えたらスーパーカー?そんなもん珍しくない、ってなる。