1リッターで約20.8キロ走る新型「“5人乗り”SUV」どんなクルマ? 全長約4.6mの“トヨタRAV4”サイズ&1.8Lエンジン搭載! ルノー「ボリアル」トルコ仕様に注目!

仏ルノーは2026年6月12日、国際市場向けに展開しているCセグメントSUV(ミドルクラス)新型「ボリアル」の生産をトルコ・ブルサ工場でも開始し、グローバル展開を加速させると発表しました。新開発のフルハイブリッドシステムを搭載するという新型モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。

多彩なパワートレインを用意する新型ミドルSUV

 仏ルノーは2026年6月12日、国際市場向けに展開しているCセグメントSUV新型「Boreal(ボリアル)」の生産をトルコ・ブルサ工場でも開始し、グローバル展開を加速させると発表しました。

 ボリアルは、2025年に新しい国際市場向けCセグメントSUVとして世界初公開されたモデルです。第一弾としてブラジルのクリチバ工場で生産が始まり、中南米エリアで先行展開されていましたが、今回新たにトルコのオヤック・ルノー(ブルサ工場)が第2の生産拠点として稼働をスタートしました。

 トルコはルノーにとって世界第2位の規模を誇る巨大な最重要市場です。現地での旺盛な需要を満たすだけでなく、このトルコ工場を輸出ハブとして、東ヨーロッパ、中東、北アフリカ、サブサハラ(サハラ砂漠以南)アフリカなど広範な地域へボリアルを輸出していく計画となっています。

 ボディサイズは全長4560mm×全幅1841mm×全高1650mmで、ホイールベースは2700mm。これは全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm、ホイールベース2690mmのトヨタ「RAV4」に非常に近いサイズ感です。

 Cセグメントの基準を超えるゆとりあるプロポーションを誇り、堂々とした佇まいとプレミアムなキャラクターを両立しています。

 エクステリアは、ルノーの最新デザイン言語を導入しています。ボディ同色のフロントグリルや、新デザインの「Nouvel R」エンブレム、スリムなLEDヘッドライト、そしてコンセプトカー「ニガラ(Niagara)」からインスパイアされた個性的なライトシグネチャーが特徴です。

 さらに19インチのダイヤモンドカットアルミホイールやブラックルーフ、電動パノラマガラスルーフなどが、上級セグメントのような上質感を演出しています。

 インテリアには、ドライバーオリエンテッドな先進コックピットを採用しました。10インチのデジタルインパネに加え、10インチの中央マルチメディア画面を配置しています。

トルコで新たに生産が開始されたルノーの新型ミドルサイズSUVとは
トルコで新たに生産が開始されたルノーの新型ミドルサイズSUVとは

 このシステムにはGoogleが完全に統合されており、GoogleマップやGoogleアシスタントに直接アクセスできるほか、YouTubeやSpotifyなどの人気アプリも車内で楽しむことが可能です。

 さらに、ジャン・ミッシェル・ジャール氏とのコラボによる435W・10スピーカーの「ハーマン・カードン」プレミアムサウンドシステムも用意され、贅沢な音響空間を実現しました。

 乗車定員は5名となっており、実用性も非常に高く設計されています。シートを立てた通常時でも630リットルという大容量の荷室を確保しており、さらにリアシートを折りたためば最大1868リットルまで拡大。ファミリーユースやアウトドアレジャーにも最適なゆとりある空間となっています。

 パワートレインには、同社で新開発された「E-Tech フルハイブリッド 160hp(160馬力)」システムをはじめ、多彩なラインナップが用意されています。今回トルコで生産が始まる新型ボリアルは、この新しい160馬力ハイブリッド仕様を初搭載するモデルとなります。

 この160馬力仕様は、1.8リッター直列4気筒ガソリンの「HR18」型ハイブリッドエンジンを搭載しています。マルチモード・オートマチック・ギアボックスを組み合わせ、市街地走行の最大80%を電気(EVモード)で走行可能です。110km/hまでモーターのみでの加速に対応しており、WLTP基準での複合燃費は4.8L/100km(約20.8km/L)を実現しました。

 また、ドライブモード(Multi-Sense)には、Eco/Comfort/Sport/Persoに加え、走行状況に応じてステアリングやエンジン応答、車内環境を自動最適化する「Smart Mode(スマートモード)」が新たに追加されています。

 このほか、6速湿式デュアルクラッチ(EDC)を組み合わせた1.3リッターの直列4気筒ガソリンターボエンジン「1.3 TCe」(145馬力)も設定されます。こちらのWLTP基準での複合燃費は6.6L/100km(約15.2km/L)となります。

 さらに2026年第4四半期には「E-Tech 4×4(四輪駆動・150馬力)」仕様も追加される予定です。

 安全面では、レベル2の運転支援テクノロジーである「アクティブ・ドライビング・アシスト」をはじめ、レーンキープアシスト、ブラインドスポット警告、360度サラウンドビューカメラなど、セグメント最大級となる最大25個の先進運転支援システム(ADAS)を搭載しています。

※ ※ ※

 ルノーのファブリス・カンボリブCEOは、「ボリアルは、ヨーロッパ以外の国際市場での成長を加速させるルノーの野心を具現化したモデルです。ブラジルに続きトルコへ生産を拡大することは、グローバル展開における新たな一歩となります」とコメントしています。

 ルノーの新たな世界戦略車として、トルコ工場から各国の市場へ送り出される新型ボリアル。新開発のハイブリッドユニットがどのような走りを見せてくれるのか、今後の展開に注目が集まります。

 なお、具体的な販売価格については、今回の公式発表では明かされていません。しかし、トルコ現地の情報などによれば、高額な税金が含まれるトルコ市場においては約4万3000ユーロ(約798万円 ※2026年6月中旬時点)前後の予定です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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