「これは悩む…」日産新型ノートは安い・高い? オプション設定でユーザーからは賛否分かれる

2020年12月に発売された新型日産「ノート」は、オプションの設定次第では先代モデルよりも車両価格が高くなるとの話があります。では、新型ノートの人気オプションやグレードはどのようになっているのでしょうか。

人気グレードは選択肢の多さで最上級の「X」

 2020年12月24日、日産の新型「ノート」が発売されました。全モデルが日産のハイブリットシステム「e-POWER」を搭載しており、その高い燃費性能や静粛性に注目が集まっています。
 
 先代モデルは、2018年に登録車年間販売台数において1位を獲得するほどの人気でしたが、新型モデルではどのようなグレードやオプションが人気なのでしょうか。

新型ノートはハイブリッド車ながら約200万円から…でもオプション次第では300万円台になる可能性も。
新型ノートはハイブリッド車ながら約200万円から…でもオプション次第では300万円台になる可能性も。

 人気のグレードについて、首都圏の日産の販売店スタッフは次のように話します。

「新型ノートを購入される人で、一番人気なグレードは最上級の『X』グレードです。

 ほかの2グレードと違って、内外装の加飾や後部座席のリクライニング方法などはもちろん、安全装備のプロパイロットがオプション設定できる唯一のグレードとなっています。

 また、エントリーモデルの『F』グレードも人気があり、燃費性能の高さや、良い意味で余計な装備が付いていないので、法人利用として選ばれることが多いです」

 一番の売れ筋グレード「X」には、「プロパイロット(ナビリンク機能付)」という車間距離、車線中央キープ、カーブでの車速などをアシストする装備がセットオプションで設定されます。これは、これまでのプロパイロットよりもバージョンアップしたシステムです。

 また、セットオプションには「プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)」も含まれます。

 これは、プロパイロットを使用しての走行中に予期せぬ事象が発生して、ハンドル操作が一定時間検知されず、かつメーター表示や音による警告にもドライバーの意識反応が得られなかったときには、ハザードを点灯して徐々に減速し停止する機能です。

 なお、「Nissan Connectサービス」に加入している場合は、その後に緊急通報センターに音声接続し、必要に応じて警察・救急に連絡して緊急車両が駆けつける仕組みとなっています。

 前述のとおりこれらのプロパイロットなどはセットオプションとなり、「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「USB電源ソケット(タイプA 1個、タイプC 1個)」、「ワイヤレス充電器」、「Nissan Connectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」など全13機能が含まれてオプション価格42万200円です。

 そのほかのオプションでも単品購入出来るものは少なく、そのほとんどがセットオプションとなっています。

 新型ノートのセットオプションについて、前述とは別の販売店スタッフは次のように話します。

「新型ノートにはさまざまなセットオプションが設定されており、希望する仕様にする際には一見分かりやすいようで、混乱されるお客さまも少なくありません。

 また、『これはいるけど、これはいらない』ということも多く、出来ることなら単品オプションとセットオプションの2通りがあるといいのかもしれないです」

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