VWのクーペSUV「T-ロック」はどう変わった? 人気コンパクトSUV「T-クロス」との違いとは
2020年7月に日本上陸したクロスオーバーSUV「T-Roc(T-ロック)」。「T-Cross(T-クロス)」や「Tiguan(ティグアン)」とともに、VWのSUVラインナップを支えるモデルだが、2020年12月にT-クロスとともに仕様変更を受け、より使いやすくなったという。T-ロックはどう変わったのか、試乗してみた。
新世代インフォシステムを採用し魅力がアップしたT-ロック
2020年1月と7月に相次いで日本に上陸したフォルクスワーゲンの新顔SUV、「T-Cross(T-クロス)」と「T-Roc(T-ロック)」が、ともに12月に一部仕様変更された。
内容としては、常時コネクティッド(オンライン接続)の新世代インフォテイメントシステムがフォルクスワーゲン車として日本で初めて搭載され、これに合わせて新たなオンラインサービス“We Connect(ウィー コネクト)”が導入されたのがポイントとなる。
加えて、両モデルともエンブレムの意匠が変わったほか、T-クロスについては導入特別仕様車の特別装備に、走行中でも少ない視線移動で情報を確認できるデジタルメータークラスター“Active Info Display”を追加され、有償オプションカラー「マケナターコイズメタリック」が設定されるなどした。
両モデルを皮切りに導入されたウィー コネクトは、提供中の“Volkswagen Car-Net(カーネット)”に代わるもので、これまでテザリングで通信していたところ、eSIM を内蔵した通信モジュールを搭載したことで大幅に機能が充実し、利便性が向上している。
通信モジュール搭載により常時コネクテッド化されたことで、現在地周辺の単価別ガソリンスタンド検索や、リアルタイム満空情報による駐車場の検索などがシステム上でできるようになった。また従来より提供されているナビ機能関連においても、オンラインにて地図データの更新が可能となった。地図更新は毎月1回表示されるポップアップに従えばよい。新旧を比べてみると、地図表示のデザインからして新しくなり、より使いやすくなっていることがわかる。
また、アカウントを自車と紐づけると、シート、ライト、エアコン、インフォテイメントシステム、ドライバーアシスタンス機能などの各種セッティングを自動的に保存し有効化される「パーソナルセッティング」のほか、車両に関するデータの最新情報をはじめ、ライトの点灯やドア開閉の状況なども確認できる。
さらには、走行中に車両が故障した際にはボタンひとつで自車位置と車両情報を自動通知するとともに、ロードサイドアシスタンスのオペレーターと音声通話できる「ブレークダウン・コール」や、定期点検や警告灯情報を販売店に自動通知し、販売店への入庫のアレンジができる「サービススケジューリング」などの機能を利用できるようになった。
加えて、スマートフォンの専用アプリ上で、遠隔操作で車両のドアやトランクをロックorアンロックできるほか、GPS機能により地図上で駐車位置の確認や、決めた場所から離れた際のエリアアラート機能もある。なお、基本機能は10年間無償で、プラスアルファの機能については3年間無償となり、どちらに該当するかは別途確認いただきたい。
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