軽SUVが躍進? ハスラー&タフト 似て非なる個性の違いとは
2020年はスズキ「ハスラー」が2代目モデルへとフルモデルチェンジ。そして、ダイハツからは「タフト」が登場するなど、軽自動車のクロスオーバーSUVが新たなフェーズに入った年となりました。この2台にはどのような異なる魅力があったのでしょうか。
2020年は軽SUVが新たなフェーズに突入?
「普通の軽自動車じゃつまらない」というユーザーに注目され、いまや定番ジャンルとなりつつあるのがハイトワゴンのパッケージングを備える軽自動車クロスオーバーSUVです。
パイオニアとなるのは2014年にデビューしたスズキ「ハスラー」で、デビューするやいなや人気モデルとなりました。
2020年は、そんな軽自動車のクロスオーバーSUVが新たなフェーズに入ったといえるでしょう。
先駆者のハスラーがフルモデルチェンジしたうえに、そのフォロワーとなるダイハツ「タフト」がデビューしたからです。
しかし、よく比べてみるとこの2台はガチンコライバルではなく似て非なるものでした。キーワードは「方向性の違い」です。
2019年12月24日に発表され、年を越えた2020年1月20日から発売された2代目の新型ハスラー。
フルモデルチェンジの方向性は正常進化で、室内の広さ、安全性能、快適装備、そして走りと全方位で性能アップがはかられています。
ハスラーのポイントは、遊び心を持ちつつもファミリーユースにうれしい使い勝手の高さでしょう。
同社のハイトワゴンである「ワゴンR」と同様のパッケージングで後席も広々。後席に左右独立のリクライニングやスライドも備え、後席も快適かつ実用性が高いのが自慢です。
そんなハスラーに勝負を挑んだニューカマーがダイハツ「タフト」。2020年6月10日に発表・発売されました。
タフトはハイトワゴンのパッケージングを持つクロスオーバーSUVとしてはハスラーと共通しています。しかし、同様のキャラクターかといえば決してそうではありませんでした。
開発者によると「あえていえばハスラーとジムニーの中間のような存在」とのこと。
そう聞いただけではわかりにくいのですが、実車に接すれば意味がわかります。
ジムニーほど後席スペースを割り切ってはいませんが、ハスラーほど後席重視でもないのです。
そのキャラクターの象徴といえるのがリヤシート。ハスラーと違ってスライドやリクライニングはなく、ひざ回りスペースもハスラー未満。後席を快適に使おうと思ったらハスラーに軍配です。
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