「なんで急に!?」 車のトラブルどう対処? JAF会員でも有料になる作業とは
クルマがトラブルに陥った際に強い味方になるのがロードサービスです。最近では、自動車保険の付帯サービスとしても存在しますが、全国各地で加入率が高いのがJAFのロードサービスです。基本的に会員であれば作業は無料ですが、条件によっては有料となる場合があるようです。
JAFのロードサービス 特長は?
2020年から2021年にかけての年末年始は、不要不急の移動は控えるように各団体からお願いが出されています。
そうしたなかでも、急用で出かける可能性が高いのが年末年始ですが、万が一クルマのトラブルに見舞われた際にはどうしたら良いのでしょうか。
最近では、自動車保険の付帯サービスとしてトラブル時のロードサービスが備わっているケースが増えてきましたが、日本全国で加入率が高いロードサービスといえば、一般社団法人日本自動車連盟(通称JAF)が運営するものです。
入会金2000円、年会費4000円を支払いJAF会員になると、ほとんどのロードサービスは無料となります。
なかには「自動車保険のロードサービスがあるからJAFはやめた」という人もいると思いますが、JAF会員は年々増え続けています。それは、自動車保険にはないJAF独自の会員サービスが多数あるからです。
JAFロードサービスの特徴は、「自動車保険のように『クルマ』に掛けるのではなく『人』に掛けるもの」で、会員が乗っているクルマなら、友人のクルマ、レンタカーやカーシェア、修理中の代車に対しても対象になります。
しかし、車検切れのクルマ(放置すると交通の円滑を阻害するなどやむを得ない事情がある場合は、賠責保険の期間内であればこの限りではない)、自賠責保険切れの車両、飲酒運転など法令に違反している場合も対象外となるようです。
また、「自然災害にも対応」するので、自動車保険のロードサービスはほとんどの場合、自然災害(雪にハマって動けなくなった、大雨で冠水したクルマを引き上げたいなど)には対応していませんが、JAFは時間が掛かっても、自然災害でのトラブルに対応しています。
さらに、車両重量3000 kg以下(最大積載量2000 kg以下)までのクルマが対象で、電気自動車や燃料電池自動車の救援作業にも対応するほか、トラブル前の気になる異音や異臭でも利用が可能です。
では、具体的にどのようなサービスが無料となるのでしょうか。
JAF会員ならバッテリー上がりやパンク、キー閉じこみ、燃料切れなど、さまざまなロードサービスを無料で受けられます。
定番のトラブルでは、「バッテリー上がり(昼間、一般道での応急始動作業)」が非会員は1万3130円、「キー閉じこみ(夜間、一般道でのドア開放作業)」が非会員→1万5230円、「燃料切れ(昼間、高速道での燃料切れ給油作業(SA・PA以外)」が非会員は1万6770円(サービスカー通行料・燃料代別途)です。
しかし、注意すべきは「無料の範囲を超えると有料になる」ということです。
もっとも恐いのはオルタネータのトラブル、これが何らかの原因でトラブると新品バッテリーも所詮は穴の空いたバケツと同じ