大変身して「あなた誰?」 マイチェンで顔つきが変わった現行国産車3選
クルマが売れるか売れないかを左右する要素として、外観のデザインが大きな割合を占めるとされています。各メーカーもその事実を受け、マイナーチェンジでフロントフェイスを大きく変更するケースも存在。そこで現行国産車のなかから、マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった車種を3車種ピックアップして紹介します。
マイチェンでフロントフェイスが大変身!
外観のデザインは、クルマが売れるか売れないかを左右する、大きな要素のひとつです。ユーザーからの外観への評価を受け、自動車メーカーがフルモデルチェンジ(全面刷新)を待たずして、マイナーチェンジなどで顔つきを大きく変更する例も少なくはありません。
そこで、現行国産車のなかから、マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった車種を3車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ「オデッセイ」
ホンダは2020年11月6日に、「オデッセイ」のマイナーチェンジモデルを発売しました。
現行モデルは2013年に発売されたモデルですが、2020年のマイナーチェンジでフロントグリルを横基調のデザインに変更。
あわせて、ボンネットも厚みのあるデザインに変更され、薄型のヘッドライトを採用することで、より迫力ある印象としています。
また前後のウインカーには、ボディの内側から外側に向かって流れるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプを標準装備。
近年流行している装備を取り入れることで、外観からも先進性と高級感への演出が図られました。
さらに、外観デザインの変更のみならず、内装の質感向上や、予防安全装備「ホンダセンシング」など、機能の追加もあわせておこなわれており、トヨタ「アルファード」が好調を見せている国産高級ミニバン市場でどのような売れ行きを見せるのか、注目が集まります。
オデッセイの価格(消費税込 以下同様)は349万5000円から458万円です。
●トヨタ「プリウス」
トヨタ「プリウス」は、4代目となる現行モデルが2015年に発売されたハイブリッド専用車です。
先代からボディサイズが拡大されたにも関わらず、燃費性能は世界トップクラスを維持。世界初のハイブリッド量産乗用車として登場した、初代モデルからのアイデンティティを維持し続けています。
現行モデルでは、トヨタが新しく開発した「TNGAプラットフォーム」を初採用。ボディの低重心化を実現し、ノーズ先端を70mm、フード後端を62mm低くするなど、低重心でスポーティなトライアングルシルエットが実現されました。
しかし、一部が下に出っ張ったような個性的なヘッドライトの形状をはじめとした、特徴あるフロントフェイスが採用されたことから、“歌舞伎顔”と揶揄する声が、多数挙がる結果となりました。
それを受け、トヨタは2018年に内外装の変更を伴うビッグマイナーチェンジを実施。ヘッドライトもシンプルなデザインに刷新されました。
このビックマイナーチェンジでのデザイン変更の評判はおおむね上々で、2019年には登録車販売台数第1位という称号を2年ぶりに奪還しています。
プリウスの価格は、260万8000円から355万7000円です。
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