雪国支持率高し! ターボ車追加で話題のスバル「フォレスター」の魅力とは
北米では年間18万台を販売して、スバル飛躍の立役者となった「フォレスター」は、国内でも年間3万台を販売する人気モデルのひとつです。オーナーはどこが気に入り、どこがイマイチと思っているのでしょうか。
水平対向エンジンやアイサイトなど、スバルのアイデンティティが満載
2019年、スバルは北米市場において初の販売台数70万台を突破しましたが、その大躍進の立役者となったのがSUVの「フォレスター」で、2019年には年間18万179台を販売するスバルの人気モデルとなっています。
そんなスバルを代表するフォレスターですが、オーナーはどのような部分を魅力に感じているのでしょうか。
フォレスターは、1997年に初代モデルが登場し、現行モデルは2018年に登場した5代目です。
水平対向4気筒エンジンとAWDを組み合わせたことによる走りの良さは、初代から続くフォレスターの伝統となっています。
日本自動車販売協会連合会が発表した普通車販売台数ランキングによると、2020年1月から6月にかけては、コロナ禍の影響を受けながらも、1万1358台を売り上げ、ランキング31位を記録。
プラットフォームは、「インプレッサ」から始まった新世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を、2018年登場の5代目から採用することにより、ホイールベースを延長する一方で、前後オーバーハングを切り詰めて居住空間の拡大と街中での取り回しの良さを両立しました。
いまやスバルの看板技術となった運転支援機能「アイサイト」も、現行モデルではバージョン3にアップデートされ、ステレオカメラを用いることで対車両では速度差50km/hまで衝突回避可能です。
また、高速道路などでアクセルやブレーキなど、運転の主要な操作を補助することで、高速道路などでの疲れやストレスを大幅に軽減する「ツーリングアシスト」は全グレード標準装備となっています。
フォレスターのボディサイズは、全長4625mm×全幅1815mm×全高1730mm。先代モデルよりもホイールベースが延長されたにも関わらず、最小回転半径は、0.1m大きくなった5.4mと、実質上の取り回しは変わらないといえます。
従来から使いやすさに定評があったインテリアは、質感もさらに向上し、前後にシートヒーターを備えるなど機能面を見ても充実。「X-BREAK」グレードには、専用の内装として黒をベースに、シートとドアにグレーを、加飾やステッチにはオレンジのカラーが採用されており、SUVらしいアクティブさをアピールしています。
搭載されるパワートレインは、2.5リッター自然吸気エンジンのガソリン車と、「e-BOXER」と名付けられた2リッター+モーターのハイブリッド車をラインナップしていましたが、2020年10月の一部改良により、2.5リッターガソリン車を廃止して、新たに1.8リッターターボのガソリン車を追加しました。
エンジンはすべて水平対向4気筒、いわゆる「SUBARU BOXER」を搭載。水平対向ならではのなめらかな回転感覚と低重心を実現しているのは、これまでのスバルモデル同様で、駆動方式はすべてAWDが採用されています。
WLTCモード燃費は、ターボ車が13.6km/L、ハイブリッド車が14.0km/Lとなり、かつては「水平対向エンジンは燃費が悪い」というイメージもありましたが、現行モデルではかなり向上されています。
細かなところまで配慮が行き届いているのもフォレスターの特徴です。
たとえばリアハッチの開口部分は1300mmと、フォレスターより大型のSUVと比較してもトップクラスの広さで、ゴルフバッグが横置きですっぽりと収まります。
また、サイドシルがドアパネルで覆われているので、乗り降りの際にパンツやスカートの裾が、車体についた泥などで汚れるのを防いでくれます。
グレードは、ハイブリッドモデルが「Touring」「X-BREAK」「Advance」の3種類、ターボエンジンモデルが「SPORT」の1種類となり、価格は291万5000円から328万9000円です。
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