なぜ事前に「生産終了」を告知? トヨタが5車種同時に公表 これまでと違う事情とは
中国で発表された新型アリオン…日本には導入する?
ただ、そのなかでもプレミオ/アリオンの生産終了はひとつの時代の終わりを感じさせます。
プレミオ/アリオン自体は2001年登場ですが、元を辿るとトヨタのミドルレンジをカバーしていた「コロナ/カリーナ」です。
コロナは1957年、カリーナは1970年と「カローラ」や「マークII」、「クラウン」と並ぶトヨタのビックネームであり、プレミオ/アリオンを含めた累計販売台数は1000万台を超えています。
その一方で中国・広州モーターショーではトヨタの中国合併企業・一汽トヨタから新型アリオンが登場しています。
このモデルは海外向けカローラセダンのホイールベース(2700mm)をさらに50mm伸ばした上位モデルで、例えるならば、現代版「コロナ・スーパールーミー」のようなモデルです。
このモデルの存在から「プレミオ/アリオンがフルモデルチェンジ」というニュースも流れていますが、あくまでも海外専用モデルであり現行プレミオ/アリオンの後継モデルとして日本に導入されることはないでしょう。
なお、車種整理という部分では、今回の5車種よりも先に2020年9月15日にコンパクトハイトワゴンの「ルーミー/タンク」がマイナーチェンジのタイミングでルーミーに統合され、タンクは新型ルーミー内の1グレードのデザインとして面影を残しています。
この際は、タンクという車名が無くなったものの、ルーミーとして継続されるため、正式なアナウンスはなかったと思われます。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
この会社は何を売りたいのかね?
空冷パブリカは朝昼晩で機嫌が異なる車で機械も生き物だと思ったもんだが、今のTOYOTAは単なる冷凍食品でしかない。
一般層に売れない…売れなくない?
トヨタプレミオ&アリオンが統合され、新型トヨタアリオンが日本に導入される可能性が高いと思われます。トヨタカローラやレビンをベースにした、ミドルサイズセダンに採用。