スバル新型「BRZ」はアリなのか!? スポーツカー好き女子がくまなくチェック!

スバル車で唯一! 6速MT車も当然用意されている

 新型BRZのトピックスのひとつが、排気量の拡大です。初代モデル(MT車)は、最高出力207馬力、最大トルク212Nmの2リッター水平対向4気筒エンジンでしたが、物足りないという声もあったといいます。

 新型では初代モデル同様、エンジンにはトヨタの直噴技術「D-4S」が組み合わされ、排気量は2.4リッターへとアップ。最大出力は約231馬力(228hp)、最大トルクは約249Nm(184lb.-ft)へと向上しました。

新デザインのテールランプを採用したスバル新型「BRZ」
新デザインのテールランプを採用したスバル新型「BRZ」

 徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクが15%向上。レスポンスも向上し、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングと、力強い加速が味わえるといいます。

 また、AT車はスポーツモードの制御が進化し、よりダイレクト感のあるコーナリング性能を身につけました。

 パワーアップは喜ばしいニュースではありますが、日本の税制では、2.4リッターに排気量が上がることで、自動車税も上がります。

 年間数千円の差ではありますが、やはりより多くの販売が見込める北米を重視していることを感じざるを得ない点だといえますが、排気量アップが走りにどう影響するのかは楽しみです。

 また、AT車にBRZ初の「アイサイト」が搭載されることも注目されます。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが装備され、より安心で快適な移動が可能になるといいます。

 一方で6速MTも設定されていますが、こちらにアイサイトは搭載されません。

 ちなみに、初代モデルのMT車には、前車に追従しないタイプの「クルーズコントロール」が装備されていますが、スイッチはトヨタ車と同じものが使われていました。

 トヨタのMT車では衝突被害軽減ブレーキなどが搭載されているモデルもあるので、新型BRZのMT車でもトヨタの技術で安全デバイスが搭載されるかもしれないと期待していましたが、その可能性は低そうです。

 とはいえ、初代BRZは2020年夏に販売が終了しているため、現在スバルの自社生産車でMTが設定されているモデルはひとつもありません(WRX STIが2019年12月に生産終了)。

 新型BRZの日本発売時期は未定ですが、発売されればスバル唯一のMTモデルとなり、MT車好きにとっては貴重な1台となりそうです。

 初代モデルではMT比率が7割だったこともあり、BRZにMT車は必要不可欠。アイサイトが搭載されなくても、BRZのMT車を廃止するという選択肢はありえないというわけです。

※ ※ ※

 非常に気になる存在である新型BRZ。コンパクトなボディで、じつは女性にもおすすめのモデルです。男性では狭くて窮屈な室内でも、女性であれば問題ありません。

 そしてBRZは2+2の4人乗りなので、頑張れば後席に乗ることも可能(中学2年生くらいの子供なら乗れるとされています)。

 2シーターモデルだと同乗者がいる場合、荷物の置き場所がなくて困りますが、後席があれば荷物を載せることもできます。

 また、後席を前に倒してトランクスペースを広げると、タイヤが4本搭載できるほどの荷室容量も確保されており、意外と実用性も高いのです。

 いまだ公開されていない新型86がどのようなデザインになるかも注目されていますが、2021年1月に開催予定の東京オートサロン2021に出展されるという噂もあり、新型86と新型BRZの日本でのお披露目を楽しみに待ちたいと思います。

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