トヨタ製? MR2フェラーリ爆誕!? 二度見するほどの再現度を誇る1台とは
作り手の情熱が伝わってくるかのようなMR2フェラーリ
MR2は、スタイリングから、フェラーリを意識して作られているとも言われており、パーツもフェラーリによく似たものが見られます。
リトラクタブルヘッドライトがついているという共通点もあることから、フェラーリ「F355」に似せたパーツが多いなかで、イタリアの「Link Motors Roma」で発売されているMR2は、F355より後に出たモデルである「F430」を模したものがあるということで注目を集めています。
この中古車販売店によると、この「F430風MR2」は、排気量2リッターで最高出力204馬力とのことです。したがって、ベース車となったのは最終型のNAモデルと考えられます。
一方で、トランスミッションは6速MTとなっており、MR2に設定されていたのが5速MTであることを考えると、トランスミッションは換装されているようです。
F430のMTモデルが6速MTだったことから、そこまでオマージュしているとすれば、非常に手の込んだレプリカモデルといますが、さすがに内装のパネルまで近づけるのは難しかったのか、基本的にはMR2と同様です。
エクステリアは、一見するとフェラーリといっても良いくらいに完成度が高いといえるでしょう。

F430は「スモールフェラーリ」といわれる小さいモデルですが、 F430が全長4515mm×全幅1923mm×全高1215mmに対して、MR2は全長4170mm×全幅1695mm×全高1235mmと、MR2の方が長さも幅もさらに小さくなっていますが、完成度からすれば些事の内でしょう。
全体を眺めると、F430の美しくも迫力のあるデザインとほぼ同じ外見をしており、ともすればフェラーリ好きですら勘違いしてしまう可能性もあります。
フェラーリをオマージュしたMR2が多いなかで、作り手の情熱がこもった、ある意味「完成系」といってもいい仕上がりです。
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ほかの車種や最新型モデルのヘッドライトやフロントバンパーを移植する「フェイススワップ」という文化がありますが、このMR2は、いわば「フルスワップ」といえるでしょう。
フェラーリの愛はもちろん、リアに残されたMR2のエンブレムがMR2愛をも感じさせる一台です。
Writer: Peacock Blue K.K.
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