アメリカンスポーツの象徴! 新型シボレー「カマロ」に乗って気づいた意外なこととは
カマロはリラックスしてスポーツを楽しめるクルマ
基本はしっかりしたボディを持っているから、良い感触を得られていると思う。
ボディ剛性は十分に高い。ボンネットを開けるとストラットタワーからキャビンのバルクヘッド側に補強材が入っているし、トランクリッドを開けるとその開口部は意外と小さく、ボディ強度を上げているのがわかる。
2ドアで4人乗りなので、後席へは運転席か助手席のシートを前に倒して乗り込むことになる。しかし前席シートベルトのショルダーベルトの下の取り付け点がシートに付いているので、シートを前に移動してもベルトがついてきてしまい、乗り降りの邪魔になる。まあ頻繁に後席に乗るクルマでもないし、前席優先のクルマということだ。
運転席に座ると、シートもハンドルもアジャスト機構が充実していて動く範囲も広いので、幅広い体型をカバーできそうだ。
アクセルペダルはオルガン式で、床から生えているから扱いやすい。2リッターターボエンジンは最大トルク400Nmを3000-4000rpmで出せるから、8速ATを介してアクセルペダルの踏み込み量に見合った加速力が期待できる。
最高出力は275ps/5500rpmだ。ちなみにV8エンジンを搭載したSSは10速ATで、最高出力453ps/5700rpm、最大トルク617Nm/4600rpmというカタログ値である。
ブレーキの効きも良く、踏んだときの感触も良い。踏み増したときの追従もよく扱いやすい。しっかりしたブレーキシステムはブレンボ製なのだ。
インストルメントパネルはスピードメーターとタコメータの中央に8インチのカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターを設置し、ラップタイム、コーナーでのGフォース、燃料使用量、走行距離、タイヤ空気圧、各種温度などの情報を切り替えて表示できる。
新型シボレー・カマロは、リラックスしてスポーツを楽しめるクルマだ。
CHEVROLET CAMARO LT RS HERITAGE EDITION
・車両価格:550万円
・全長:4785mm
・全幅:1900mm
・全高:1345mm
・ホイールベース:2810mm
・車両重量:1560kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1998cc
・駆動方式:FR
・変速機:8速AT
・最高出力:275ps/5500rpm
・最大トルク:400Nm/3000-4000rpm
・ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
・タイヤ前後:245/40R20
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