スズキがインドで「アルト」、「セレリオ」、「ワゴンR」に特別仕様車を追加! 日本仕様との違いとは!?
インドで人気のアルトやワゴンRは日本モデルとは別!?
まず、日本版アルトのサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1475mmです。一方で、インド版アルトのボディサイズは、全長3445mm×全幅1490mm×全高1295mmと、全体的にインド版の方が少し大きめではあるものの、大差はありません。
大きな違いは、日本版アルトが軽自動車規格であるため、排気量が660ccとなっているのに対し、インド版は800ccです。
外観は、エレガントなグリルとシャープなヘッドライトが、新鮮な魅力をもたらし、バンパーとサイドフェンダーがアクティブなルックスを際立たせています。
現在アルトは、マルチスズキではエントリーカーというポジションです。
そして、ワゴンRもインド版のボディサイズは全長3655mm×全幅1620mm×全高1675mm。日本版は全長3395mm×全幅1475mm×全高1650mmと、アルトと同じくインド版の方が日本版より多少大きい程度です。
排気量も同様に、日本仕様は軽自動車規格の660ccに対し、インド仕様は1リッターと1.2リッターを設定し、アルトよりも広い室内のエントリーモデルとして高い人気を誇っています。
クルマの特徴としては、クラストップレベルのトランクスペースや、60:40のリアスプリットシートで、幅広い用途に対応できる点が魅力のモデルです。
両モデル共、マルチスズキの革新的なS-CNG(圧縮天然ガス)技術を搭載した環境にやさしいモデルで、3つの燃料モードを用意。
ガソリンモードはガソリンで始動して運転できるモード、自動モードはガソリンで始動し、自動的にCNGに切り替わるモード、強制CNGモードはCNGで始動するモードとなっており、CO2排出量削減を目指しています。
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日本独自の規格である軽自動車のアルトやワゴンRは、日本国内の法規や交通事情に特化したモデルとして進化してきました。
一方、インドで生産・販売された初期のスズキ車も日本の軽自動車をベースにしていましたが、その後、現地のニーズに合わせて独自にアレンジされ、進化し、現在はインドの国民的なクルマとして不動の人気車となっています。
スズキは1980年代に、他メーカーに先駆けてインドで自動車製造を開始しましたが、スズキの「価値ある製品を」をというモットーが、日本だけでなくインドでも認められたということではないでしょうか。
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