トヨタ「クラウン」セダン廃止も「クラウンクロス」で復活!? 今後は更にSUV化進む?

今後はセダン縮小が加速する代わりにSUVがさらに多くなる?

 このようなクロスオーバー/SUVの増加とセダン市場の縮小について、自動車業界関係者は次のように話します。

「SUVのようなモデルは世界中で『出せば売れる』という状態が続いているので、まだしばらくは続くかもしれません。

 一方で、自動車メーカーはグローバル化していくなかで『選択と集中』を迫られており、極力プラットフォームや部品を共通化したモデルを展開することと、需要が無いモデルは廃止する動きが続いています。

 今回、クラウンの報道がどの程度の信憑性があるかは定かではありませんが、ほぼ日本専用モデルといえるクラウンは、日本市場の動向を見ても、いつかはグローバル化する方向に舵を切るしかなかったように思えます。

 さらに、世界的なセダン需要の低迷もあり、次期型ではクロスオーバーの可能性があるということなので、登場すれば大きな話題になるほか、売れるモデルになるのではないでしょうか。

 また、同時にセダンモデルのさらなる縮小かつ、それらのモデルがクロスオーバー/SUVとして新たに登場する可能性も考えられます」

2018年6月に15代目へとフルモデルチェンジしたトヨタの高級セダン「クラウン」。いまでも多くのファンを持つ国産セダンの代名詞的存在
2018年6月に15代目へとフルモデルチェンジしたトヨタの高級セダン「クラウン」。いまでも多くのファンを持つ国産セダンの代名詞的存在

 実際にトヨタの販売店スタッフは、昨今の状況について次のように話しています。

「セダンからミニバンやSUVに乗り換えるお客さまは年々増えている印象です。

 具体的には、これまで社用車として使っていたクラウンからアルファードに乗りける法人が増えたことや、クラウンよりも目線が高く運転が楽でキャンプなどにも行けるという理由からハリアーに乗り換えるなどが挙げられます。

 しかし、クラウンは長い歴史を持つトヨタの看板車種ですので、もしクラウンのクロスオーバーが出れば、クラウンから乗り換えたお客さまは高い確率で戻ってこられると思います。それほど、クラウンブランドは偉大なのです」

※ ※ ※

 今回のクラウン報道に関して、今後どのような展開を見せるかは分かりませんが、現状では海外市場で展開するSUV「ハイランダー」と同じプラットフォームを用いるか、新型「ミライ」ベースになるとさまざまな予想が出ています。

 現在、日本では「ライズ」、「ヤリスクロス」、「C-HR」、「RAV4」、「ハリアー」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」が販売されており、ライズ以外はグローバルモデルです。

 さらに、2021年には前述のカローラクロスを日本導入する可能性もあるというため、ここにRAV4とハリアーサイズのクラウンクロスと呼べるモデルが投入されれば、まさにトヨタはSUVメーカーと呼べるかもしれません。

【画像】イケメンに大変身!現行クラウンをもっと高級に!(34枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー