PHEVのスポーツモデル!? ボルボ「V60/XC60 T8ポールスターエンジニアードでサーキット全開!
ボルボのステーションワゴン「V60」とSUV「XC60」に、スポーツモデル「T8ポールスターエンジニアード」が設定されました。両車をサーキットで全開走行してみました。
ボルボのスポーツモデル「ポールスターエンジニアード」とは?
ボルボといえば安全性のイメージが圧倒的に強いけれど、「V40」を出したあたりから「走る楽しさ」も重視し始めたように思います。
かくいう私(国沢光宏)は長い間ボルボに興味が無かったのですが、V40のハンドル握って「これは楽しい!」と思ったのです。
ボルボは、楽しさと安全、そして暖かみがあってセンスのよい北欧家具のようなインテリアを追求し始めたのでした。
さらに新世代プラットフォームを投入し、安全と走る楽しさとセンスのよいデザインを伸ばすという、ボルボの“変化”を感じたのは私だけでなく、世界中で高い評価を受け始め販売も上向きになりました。
とはいえ「絶対的な走りの楽しさ」はヨーロッパ車の標準程度。突出しているといえるほどではなかったのです。
ヨーロッパの人は根っ子がクルマ好きで、きっとボルボのなかで「スポーツモデルを作りたい!」というマグマが湧き出したのだと思う。
ボルボは2019年、突如セダンの「S60」に「T8ポールスターエンジニアード」という、メルセデス・ベンツなら「AMG」、BMWだと「M」のようなモデルを投入してきました。
搭載されるパワーユニットは、2リッターのスーパーチャージャー&ターボ過給の333馬力+133馬力の前後モーターです。
エンジン+モーターの場合、最高出力は合計でなく両方のパワーユニットが最大のパワーを出す状況。これを「システム出力」と呼ぶのだけれど、420馬力となります。
価格を含めたスペックはBMW「M3」やメルセデス・ベンツ「AMG C43」とイーブン。サスペンションもボルボと同じスウェーデンのオーリンズを搭載。ブレンボのブレーキも採用しています。
ボルボとしては初めてのチャレンジだったが、日本仕様として割り当てられた30台という生産ロットは瞬時に埋まったそうです。ボルボのスポーツモデルが欲しいというユーザーも出てきたということでしょう。
ボルボのエビカニスゴいですぅ(笑)