スバル「レヴォーグ」6年ぶりに全面刷新! 手放し運転可となるアイサイトX初採用
スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」がフルモデルチェンジし、2代目モデルが発表されました。新型レヴォーグはどのようなところが進化したのでしょうか。
9割以上のユーザーが「アイサイトX」を選択
スバルは、ステーションワゴン「レヴォーグ」をフルモデルチェンジし、2020年10月15日に発表しました。
初代レヴォーグは2014年にデビュー。今回初のフルモデルチェンジをおこない、6年ぶりの新型モデル登場となります。
同年8月20日から先行予約が開始されましたが、10月14日時点で予約が8290台に達し、好調な立ち上がりを見せています(初年度計画台数:2200台/月)。
また、高度運転支援システム「アイサイトX」搭載グレードが全体の93%を占めるなど、新型レヴォーグの先進性が多くのユーザーに支持されているようです。
新型レヴォーグは、スバルに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承。加えて、最新技術を結集し、「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」の3つの価値を進化させています。
「先進安全」では、広角化した新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現。
前側方プリクラッシュブレーキや前側方警戒アシスト、エマージェンシーレーンキープアシストなどを可能にした「新世代アイサイト」を全車標準装備しました。
ソフトウェアの性能向上や、電動ブレーキブースターを採用することで、これまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポートします。
さらに、高度運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を搭載したグレードを新たに設定。新次元のストレスフリーなセイフティドライビングを実現しました。
アイサイトXでは、一定の条件を満たした自動車専用道路において、GPSや準天頂衛星「みちびき」などからの情報と、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データを組み合わせることで、自車位置を正確に把握。さまざまなシーンでアクセル・ブレーキ・ステアリング操作のアシストをおこない、快適なロングドライブをサポートします。
具体的には、渋滞時(0km/hから約50km/h)に手放し運転を可能とする「渋滞時ハンズオフアシスト」や、停止状態からスイッチ操作をすることなく発進する「渋滞時発進アシスト」、進入するカーブに合わせて適切な速度に制御する「カーブ前速度制御」、料金所の手前で、ETCゲートを安全に通過できる速度まで減速し、通過後はセット車速まで加速する「料金所前速度制御」などを実現しました。
さらに、自動車専用道路での高速走行時(約70km/hから約120km/h)に、ドライバーが方向指示器を操作するとステアリングを制御して車線変更のアシストをおこなう「アクティブレーンチェンジアシスト」や、ドライバーに異常が発生したと判断されたときに減速・停止し、ハザードランプやホーンで周囲に知らせる「ドライバー異常時対応システム」も搭載されています。
コネクティッドについては、「つながる安全」がさらなる安心感をもたらすサービスとして「SUBARU STARLINK」を採用するなど、最新機能も盛り込まれました。
走行性能においては、新開発の1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載。日常での扱いやすさを重視し、低回転域から300Nmの高トルクを発生させるとともに、リーン燃焼といった最新技術を採用することで優れた環境性能を実現しています。
新型レヴォーグはプラットフォームが一新され、総合安全性能のレベルを引き上げ、ドライバーの意思に忠実なハンドリングや振動・騒音を低減した快適な乗り心地を提供する「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用。
さらに、SGPの高いポテンシャルをベースに、ボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」や微小な変形を抑える「構造用接着剤」などを採用し、さらなる高剛性化と軽量化を図りました。
また、電動パワーステアリングは、モーターアシスト軸とドライバーのステアリング操作軸を別軸にする「2ピニオン方式」を採用し、より滑らかでリニアなステアリングフィールを実現しています。
最上級グレードの「STIスポーツ/STIスポーツ EX」グレードには、スイッチひとつでクルマのキャラクターを切り替えられるドライブモードセレクトが設定されました。
スポーツカーのような走りから、高級車のようなしなやかな乗り心地を重視した走りまで、さまざまなモードに切り替えることが可能で、さらにAWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンなど、さまざまなデバイスを緻密に制御することができます。
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