実は危ない「落ち葉」 紅葉シーズン到来で秋冬ドライブの注意すべきこと
秋のドライブで注意が必要なのが落ち葉です。落ち葉の上を走行すると、タイヤがスリップし転倒の原因にもなるといいます。これからの季節に多くなる場面では、どういった対処法があるのでしょうか。
綺麗な紅葉も道に落ちると危険!
秋のドライブで注意が必要なのが落ち葉です。落ち葉のうえを走行すると、タイヤがスリップし転倒の原因にもなるといいます。
これからの紅葉シーズンでは、山間部などで色づいた落ち葉が道端に落ちている場面が増えますが、落ち葉を踏むと滑りやすくなるのでしょうか。
2020年の9月は21日(月)が敬老の日、22日(火)が秋分の日で、土日の19日と20日を含めると、7月に続いて2020年2回目の4連休となっています。外でも過ごしやすい気温になるということもあって、以前に比べ外出の機会も増えるのではないでしょうか。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年通りに休日を過ごすことが難しくなっています。
感染のリスクを抑えるには、政府が提唱している、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」にのっとり、人混みや不要不急の外出といった、「3密」は避けた方が賢明かもしれません。
そんななか、ドライブならクルマの窓を開けてこまめに換気をおこなうなど対策を心がければ3密を回避できるため、これからの時期に適した娯楽といえます。
そして、これからの季節で運転する際に注意が必要なのが落ち葉です。木々が色づく紅葉は秋の風物詩として人々から親しまれていますが、ひとたび道路に落ちれば、それはクルマにとって危険な障害物と化します。
落ち葉が積もった上をクルマやバイクで走行するとタイヤがスリップし、事故の原因になりかねません。
また、雨で落ち葉や道路が濡れた状態になると、よりスリップの危険性が高くなります。
これは、葉っぱには表面を乾燥から守るため、ワックスのような油分を含む「クチクラ層」と呼ばれる層があるためです。
クチクラ層は水に濡れると次第に分解し、表面から浮き出すため、スリップの原因となり、その滑りやすさは雪道と同程度であるという結果も出ています。秋シーズンに落ちやすいイチョウやツバキの葉には多く含まれているため、特に注意が必要です。
実際に、2014年10月熊本県にて、走行していたバイクが転倒。運転していた男性が道路に投げ出され、そこに来た対向車に跳ねられるという事故が発生しています。
この男性は病院へ搬送後に死亡が確認。現場の道路は雨が降っていた影響で滑りやすくなっていて、落ち葉も堆積していました。
これからの季節、落ち葉が積もった道路を走行することは珍しくありませんが、こうした事故にもつながりかねないため、注意が必要です。
では、実際にどういった対処法があるのでしょうか。山間部を管轄する警察署の交通課職員は、以下のように話します。
「落ち葉が多い場所は木が多いということですから、日当たりも悪くなるためこれからの時期は凍結する可能性も高くなります。
東北や北海道では、冬はもちろん、10月や11月でも雨が降った翌日は道路が凍っていることは時々あります。
対策方法は、運転に注意を払うことはもちろん、ルートの選択がポイントとなります。目的地付近まではできるだけ山道は避け、整備された道路を走行するようにしてください」
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