アルファードでも燃費向上! アイドリングストップは意味がある? 非搭載では思わぬトラブルも
アイドリングストップは良いけども、手動はやめておいたほうが良い?
アイドリングストップの効果は一定以上にあるようですが、アイドリングストップシステムが搭載されていないクルマの場合も手動でおこなったほうが良いのでしょうか。
まだアイドリングストップシステムの普及が進んでいなかった1990年代後半、JAFは「アイドリングストップ1200万人推進運動」を開始しました。
このとき、JAFが推奨される行為として挙げていたのは「無用なアイドリングをやめる(駐車時にはエンジンを止める)」ということです。
これはあくまで駐車時のアイドリングストップであり、信号待ちを含む停止時には推奨していないのです。
しかし、その後急速に普及が進んだアイドリングストップシステムは、駐車時のみならず、信号待ちなどの停止時でも自動でエンジンが休止します。
これを機に「アイドリングストップ」という言葉が持つ意味の範囲が広くなったことで、誤った認識から交差点などで手動アイドリングストップをおこなう事例が発生したといわれてます。
しかし、手動でアイドリングストップをおこなう場合、例えば交差点などで信号待ちの際にエンジンを停止にすることになります。
走行時のエンジン停止は思わぬトラブルや事故の原因になると、前出の日本自動車工業会は注意喚起しています。
手動でエンジンを停止中に何度かブレーキを踏むとブレーキの効きが悪くなるほか、とっさの動きに対応できず、誤動作や発進遅れが生じます。
また、エアバッグなどの安全装置やウインカーなどが作動しないため、先頭車両付近や坂道での手動アイドリングストップは事故の要因となる可能性もあるのです。
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目で見てわかるほどの大きな違いではないものの、アイドリングストップをおこなうことによって燃費が向上すること自体は確かです。
しかし、適切な方法でおこなう必要はあります。信号待ちなどの際に、手動でアイドリングストップをおこなうことはくれぐれも避けましょう。
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