クルマの燃費にどう影響? カーエアコン「25度」設定にするのが良いワケ

冬場の暖房はどうなの?

 一方、暖房はエンジンから発生する熱を利用しています。

 エンジンを始動すると大量の熱が発生するため、冷却水で温度を下げる必要があります。

 ここで温まった冷却水に風を当てること暖かい空気を作り出され、車内への暖房機能として利用していますが電気自動車においては電気を利用する車種もあります。

冬は暖機運転などが多くなるため、燃費が悪くなる
冬は暖機運転などが多くなるため、燃費が悪くなる

 寒い時期の燃費について、大手カー用品店の季節商品担当者は次のように話します。

「基本的に、エアコンの使用頻度が上がる夏と冬は燃費が悪くなります。

 冬は、走り始める前にガラスの霜取りや車内を暖める目的で『暖機運転』をする機会が多くなるため、燃費が悪化する傾向にあるのです。

 ただし、最近のクルマはエンジンを温めないと走れない、ということがないので暖機運転は必須ではなくなってきています。

 そのため、夏と冬でどちらが燃費が悪いというのは一概にいえなくなってきていますが、25度という設定はどちらの状況でも一定の目安となる温度設定なのは変わらないと思います」

※ ※ ※

 カーエアコンの使用は燃費に影響があるものの、夏と冬それぞれでの体調管理において大切な装備です。

 そのため、若干の燃費が改善されるからと無闇に設定温度を変更することはせず、自分の体調にあった温度にすることが大切だといえます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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