ホンダ新型「N-ONE」先行公開! 絶好調「Nシリーズ」をチェック!
ハイトワゴンの「N-WGN」と商用バンの「N-VAN」
全高1500mmから全高1700mm未満で後席がヒンジ式ドアのハイトワゴンに分類されるのが「N-WGN」です。
先代モデルから大きくデザインが変わった丸目の標準モデルと、メッキグリルがスタイリッシュなカスタムモデルは凛々しいデザインとなっています。
どちらもヘッドランプの上にウインカーランプを配置。カスタムモデルのウインカーは細長く、最近流行している「流れて光る」タイプを採用しています。
N-WGNは、N-BOXのプラットフォームをベースに、燃料タンクを前席の下に収めるホンダ独創のセンタータンクレイアウトの採用によって、広い室内空間と使い勝手の良さを実現しました。
現行モデルの特徴として、荷室スペースの使いやすさが挙げられます。荷室を低床化して、高さや重みのある荷物を載せやすくなり、備え付けのボードを活用することで上下2段に積み分けた、シーンごとの荷室アレンジが可能です。
また、安全面や快適面では、駐車でバックするとき障害物を検知する「パーキングセンサーシステム」や、停車時にブレーキペダルから足を離しても停車しつづける「オートブレーキホールド機能」といった機能を採用。
さらに、ハンドル位置を前後上下に調節できるほか、運転席の座席位置は、前後だけでなく高さの調節もすることができので、小柄な人から大柄な人までさまざまな体型に合わせてドライビングポジションを調整出来ます。
ライバルとしては、スズキ「ワゴンR」やダイハツ「ムーヴ」、日産「デイズ」、三菱「eKワゴン」などです。
ホンダの軽バンは、1999年にフルモデルチェンジを実施した「アクティバン」と「バモス」を投入。以来19年間にわたりホンダ軽バンを支えてきた2車種ですが、2018年初めにアクティバン、バモス共に生産を終了しました。
両車の後継にあたるモデルとして、N-VANは2018年7月に登場。Nシリーズとしては初の商用車です。
現行N-BOXをベースに、軽バンに求められる広い積載スペースを確保。助手席や後部座席を床面深くまで収納することで、フラットな空間を実現するなど使い勝手を重視しています。
さらに、軽バン初となるセンターピラーレス仕様を採用し、助手席側に大きな開口部を設けることで、さまざまシーンに合わせた積み下ろし作業も簡単におこなえるようになっているのが大きな特徴です。
快適面では、商用バンでありながらも、運転席は乗用車と同等のゆったりとしたサイズに腰のホールド性も高め、長時間座っていても疲れにくいシートを実現したといいます。
N-VANについて、開発者担当者は次のように話します。
「2代目『N-BOX』でFFパッケージを飛躍的に進化させたプラットフォームを活用しながら、商用車としての空間の広さはもちろんのこと、新しい使い勝手を追求しました。
そのうえで、商用のイメージを超えたスタイルを提案し、軽バンの使われ方の可能性を大きく広げることができると考えました」
※ ※ ※
ホンダ「Nシリーズ」は、元をたどると1967年に発売された「N360」までさかのぼります。
FFベースで大人4人が移動できるスペースを確保。ホンダのM・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)をもとに開発されたN360は、当時大ヒットモデルとなりました。
このN360を受け継ぐNシリーズ。そして新たに登場するN-ONEはどのような進化を遂げるのか気になるところです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。