もっと売れてもイイんじゃない? 趣味&実用を兼ね備えた国産ワゴンのいま

1989年に登場したスバル「レガシィツーリングワゴン」は、ステーションワゴンブームの火付け役といわれています。現在では、ステーションワゴン市場が下火になっていますが、その後継モデルとなる「レヴォーグ」が2020年10月15日にフルモデルチェンジを遂げます。では、現在新車で購入出来る国産ステーションワゴンにはどのようなモデルがあるのでしょうか。

人気再燃? 国産ワゴンのいま

 高い収納力や実用性、流れるようなデザイン、日常からスポーティ走行までさまざまな場面で活躍するステーションワゴン。

 輸入車では定番化しているボディタイプですが、日本では年々その数を減らしつつあります。そんななか、ステーションワゴン市場の国産モデルを紹介します。

2019年9月に12代目へとフルモデルチェンジしたトヨタ「カローラツーリング」
2019年9月に12代目へとフルモデルチェンジしたトヨタ「カローラツーリング」

●トヨタ「カローラツーリング」/「カローラフィールダー」

 初代トヨタ「カローラ」は、1966年に発売。2019年9月にフルモデルチェンジを果たした現行モデルで12代目という歴史あるモデルです。

 登録車販売台数ランキングでも常に上位に位置し、2019年の年間では4位となる10万4406台を販売しました。
 
 そして、現在ステーションワゴンモデルとして販売されているのが、現行モデルでは「カローラツーリング」、加えてツーリングの先代となる「カローラフィールダー」です。

 カローラフィールダーは2000年に11代目カローラのワゴンとして登場。2019年にフルモデルチェンジが実施されたタイミングで、ビジネスユーザー向けに併売されています。

 なお、現行カローラの発売当初、カローラツーリングの月販目標台数は5400台だったのに対し、受注数は約1万3700台と想定を大きく上回る台数となりました。

 トヨタの販売店スタッフによると、「現在もカローラツーリングが人気の傾向です。手ごろな価格やステーションワゴンの強みである広いラゲッジスペースなど使い勝手の良さが評価され、社用車としての需要も高いです」と説明しています。

●トヨタ「プリウスα」/ダイハツ「メビウス」

 2011年5月から発売されているトヨタ「プリウスα」は、先代モデルとなる3代目「プリウス」をベースとしたワゴンタイプのモデルで、そのプリウスαのOEMモデルとしてダイハツから2013年4月に発売されたのが「メビウス」です。

 両車は、ボディサイズは共通し、車両重量もプリウスαが1450kgから1480kg、メビウスが1450kgから1460kgとほとんど差はありません。

 しかし、プリウスαには3列シートタイプが設定されているのに対し、メビウスは2列シートモデルのみの販売となっています。

 また、プリウスに比べて、プリウスαとメビウスは全体的にサイズアップしているほか、ラゲッジスペースも広くなっているため、よりファミリー向けのモデルといえます。

 両モデルともにプリウスをベースとしたモデルということだけあって、26.2km/L(JC08モード)と優れた燃費を誇っています。

●ホンダ「シャトル」

 2011年に発売されたホンダ「フィットシャトル」は、先々代となる2代目「フィット」リヤシートから後部を延長することでラゲッジスペースを拡大し、最大で496リットルの収納が可能でした。

 そんなフィットシャトルの後継モデルとして2015年5月に登場したのが「シャトル」です。先代から引き継いだセールスポイントであるラゲッジスペースの容量は570リットルに拡大、後部座席を倒せば1141リットルになり、床面は奥行き約184cmまで拡大します。

 設定される全4グレードのうち3つがハイブリッドということもあって、ホンダによると2020年1月から7月の登録車におけるハイブリッド車比率は77%としています。これは「グレイス」の83%に次いで2番目に多い割合です。

※ ※ ※

 上記のカローラツーリング/カローラフィールダー、プリウスα/メビウス、シャトルはCセグメントに分類されるステーションワゴンですが、手の届きやすい価格帯や扱いやすいボディサイズとなっています。

トヨタ・カローラフィールダーのカタログ情報を見る

トヨタ・プリウスαのカタログ情報を見る

ホンダ・シャトルのカタログ情報を見る

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