ハチロクの精神受け継ぐ「パンダヤリス」爆誕! 群馬のネッツ店が製作した目的とは

群馬県高崎市に本社を置くネッツトヨタ高崎が、新型「ヤリス」に伝説のFR車「AE86型 スプリンタートレノ/カローラレビン」の雰囲気を感じさせるカラーリングを施した特別車両を製作しました。ハチロク仕様の新型ヤリスは、いったいどんなクルマに仕上がっているのでしょうか。

これからも進化する!? ハチロク仕様の新型「ヤリス」

 トヨタが1983年に発売したAE86型の「スプリンタートレノ/カローラレビン」は、クルマ漫画の影響もあって、いまなおクルマ好きから抜群の知名度を誇るFR車です。「ハチロク」の愛称で親しまれ、中古車市場においても価格高騰が顕著だといいます。

 そんななか、群馬県高崎市に本社を置くネッツトヨタ高崎は、新型コンパクトカー「ヤリス」をハチロク仕様にした車両を製作したといいます。いったいどんな新型ヤリスに仕上がっているのでしょうか。

ネッツトヨタ高崎が製作したハチロク仕様の新型「ヤリス」
ネッツトヨタ高崎が製作したハチロク仕様の新型「ヤリス」

 2020年2月に発売された新型ヤリスは、軽量・高剛性なTNGAプラットフォームの採用や、6速MT仕様の設定など、スポーティな走りを楽しみたい需要にも応える新世代コンパクトカーとして登場しました。

 そして、ネッツトヨタ高崎が製作したハチロク仕様の新型ヤリスは、白いボディの下部にブラックのラッピングが施されています。

 漫画「頭文字D」の登場車としても知られる「パンダトレノ」のAE86型スプリンタートレノのような雰囲気で、ボディサイドに「ネッツトヨタ高崎」と入っている点も、頭文字Dの登場車(主人公の乗るAE86にある「藤原とうふ店(自家用)」表記)を想起させます。

 また、ドアミラーもブラックになったほか、ボンネットのカーボン調シールも精悍な印象。車高も下げられているということです。

 ハチロク仕様の新型ヤリスを製作した背景について、ネッツトヨタ高崎の担当者は次のように話します。

「ベースとなっているのは、1.5リッターガソリン・MT仕様の『X』グレードの車両です。

 イベント用の展示車両として2020年7月に製作を開始し、8月7日から9日に開催を予定していた群馬パーツショー2020で初披露の予定だったのですが、新型コロナウイルス感染症の情勢を鑑みた結果、イベント自体が中止となりました。

 その後、8月上旬にショッピングモールでおこなった出張展示会でお披露目しました。今後も、弊社が関わる各種イベントにおいて展示する予定です。

 また、現在はスチールホイールですが、アルミホイールに換装することも検討するなど、車両のバージョンアップも考えています」

 ネッツトヨタ高崎が製作した世界に1台だけの「パンダヤリス」が、これからどのようにパワーアップするのか注目されます。

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