デカいのは嫌? なぜ大型ウイング装着車は激減 多様化ニーズが要因か

減った理由はユーザーニーズの多様化?

 大型のリアウイングやスポイラーを装着したモデルが減った背景には、技術の向上や大型の装備が好まれなくなってきたことだけでなく、ユーザーのパーツ装着に対する志向の変化にもありそうです。

 最近のスポーツカーを購入するユーザーの傾向について、前出の店員は次のように話します。

「リアウイングのような目立つ装備は自分好みのパーツを選んで装着したいという人が結構多いです。

 このパーツは好みに合わない、不要だからといって、もともと付いていたものを取り外そうとすると、なかなか手間がかかり大変です。

 必要があればオプションやアフターパーツで後付けするほうが簡単です。そういった意味でも、近年のスポーツモデルはユーザーの好みに応じて、それぞれがカスタマイズをしやすくしているのではないでしょうか」

トヨタ「スープラ(通称A90型)」にはカスタムパーツとして高さのあるリアウイングがTOM'Sから設定されている
トヨタ「スープラ(通称A90型)」にはカスタムパーツとして高さのあるリアウイングがTOM'Sから設定されている

 最近は、さまざまなメーカーからアフターパーツが販売されており、種類もデザインも豊富で選択肢が充実しています。

 そのなかで、ユーザーの志向が、必要なパーツは自分好みの物を選んで装着したいというものに変化してきてた結果、好みに合わないデザインの装備や不要な装備が付いているクルマが好まれなくなってきた一面もあるのではないでしょうか。

 大型のリアウイングやスポイラーを装着したモデルが減った背景には、技術の向上により大型の装備の必要性が薄れたなかで、ユーザーの好みやパーツ装着に対する志向の変化があらわれた結果だといえそうです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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