超ド派手なトヨタ「金ピカ エスクァイア」 シャチホコイメージのタクシーなぜ登場?
愛知県名古屋市には、世界でたった1台といわれる金色のトヨタ「エスクァイア」が存在。それはタクシーとして運行されているといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
ピカピカの金ピカ!? 謎のタクシーが現る!?
日本全国にはさまざまなタクシーが走っています。そのなかでもひと際目立つ存在なのが、「金ピカタクシー」です。金ピカのタクシーとはどのようなものなのでしょうか。
愛知県名古屋市内には、世界にたった1台の金色タクシーが運行しています。これは名古屋のタクシー会社「フジタクシー」が2007年に創業50周年を記念し、内外装ともに金色のタクシーを1台だけ運行開始したものです。
フジタクシーによると、名古屋の代名詞「シャチホコ」をイメージした結果、金色の塗装を施しているようです。
そして、昨今の新型コロナによる不穏な世の中に明るい話題を届けるため、この金色タクシーがフルモデルチェンジを遂げて再登場しました。
従来は、トヨタ「クラウン」を起用していたものの、フルモデルチェンジによってミニバン「エスクァイア」に変更されました。
また、金色タクシーに乗車した際は、記念として「乗車記念証」と呼ばれるお守りが配布されます。今回のフルモデルチェンジでは、この乗車記念証のデザインも一新され、新たに「金運御守」「交通安全」「健康御守」「心願成就」の4種類が展開されました。
今回のフルモデルチェンジについて、フジタクシーの担当者は次のように話します。
――フルモデルチェンジをおこなった背景について教えてください。
車両の耐久年数がある程度経過していたことです。金色タクシー1代目となるクラウンは5年で代替えとなり、2代目も同じ車種を利用していました。
しかし、3代目に突入するにあたってクラウンの生産中止が決まり、次のモデルを検討する段階に入ったことから、エスクァイアへのフルモデルチェンジが決定されました。
今回のフルモデルチェンジは、3か月ほど前から決定されていました。しかし、コロナによる緊急事態宣言の影響を受けたことから、フルモデルチェンジした金色タクシーによる運行が見送りになっていたのです。
しかし、コロナ禍で不穏な世の中に明るい話題が必要だと感じた結果、7月31日からの運行スタートを決定しました。金色タクシーによって、少しでも名古屋市民の皆様を元気づけられたという思いが込められています。
――フルモデルチェンジ後の車両にエスクァイアを選んだ理由について教えてください。
エスクァイアは、車内空間が広々としており、モデル自体に高級志向なイメージが備わっていたため、金色タクシーとしての威厳を考慮した結果の選定となります。
ただし、フルモデルチェンジといっても、車両をゴールド塗装にしているだけなので、機能的な部分について通常のエスクァイアと変わりありません。
――乗車証明書のデザインを増やした経緯について、教えてください。
何度も乗っていただいたお客さまに対しても、『また乗ってみたい』と思ってもらえるきっかけづくりのために、種類を増やしております。
また、新たなに展開される4種類の乗車証明書は、ランダムに配布をされるほか、季節ごとに変更を加える旨も検討している段階です。
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今回のフルモデルチェンジにエスクァイアが選ばれた大きな要因は、金色タクシーのゴージャスなイメージにふさわしい高級志向のモデルであることです。
また、従来起用されていたクラウンは乗車人数が5名だったものの、エスクァイアは7名から8名となり、多人数での乗車も可能となりました。
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