安い軽自動車なぜ激減!? 小型車よりも高価格主流に なぜ立場が逆転したのか
100万円以下の軽自動車、現存するのは“わずか2車種”
軽自動車の上級化にともない、今ではほとんどの軽自動車が100万円台で設定され、なかには200万円超えのグレードを持つモデルも存在しています。
では、ひと昔前では、当たり前だった100万円以下の軽自動車は現在どのくらいあるのでしょうか。
2020年8月現在、軽自動車市場には約40車種以上のモデルがラインナップされています。
そのなかで、ベースグレードが新車価格100万円以下の乗用軽自動車は、スズキ「アルト」86万3500円、マツダ「キャロル」86万3500円、ダイハツ「ミライース」85万8000円、トヨタ「ピクシスエポック」85万8000円、スバル「プレオプラス」91万3000円の5車種のみとなっています。
このなかでも、キャロルはアルトのOEM車、ピクシスエポックとプレオプラスはミライースのOEM車なので、実質2車種のみです。
ちなみに軽商用車であれば、ほかにも100万円以下で購入できるモデルが存在しています。
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スズキの初代アルトは、1979年に47万円という低価格で発売され話題となったモデルで、徹底したコスト削減によりこの安い価格を実現していました。
現在でも100万円以下という低価格なクルマですが、初代から2倍近くまで価格が上がったのは、物価の向上はもちろんなもののユーザーのニーズが「価格の安さ」ではなく、「安全性の高さ」に移り変わったことで、装備や機能を充実したため、軽自動車の高級化が進んだといえます。
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