「高速の合流怖い」 苦手な人多数な合流行為 円滑な合流方法とは

合流してくるクルマが見えたときはどうする?

 本線への合流時の方法や注意点を見てきましたが、一方で本線を走行しているときに合流してくるクルマが見えたときはどう対処すると良いのでしょうか。

 本来であれば、高速道路において本線と加速車線では、本線側が優先となります。しかし、実際には、優先だからといって本線を走行するクルマが合流してくるクルマを一切気にかけずに走行しているということはなく、本線を走行する側からも合流してくるクルマの動きを考慮した運転をしているのが現状です。

混雑時の合流は互いに入れ合うことでスムーズに進める。最近では「ファスナー合流」や「ジッパー合流」ともいわれる
混雑時の合流は互いに入れ合うことでスムーズに進める。最近では「ファスナー合流」や「ジッパー合流」ともいわれる

 では、本線走行中に合流してくるクルマが見えたときはどう対処すればよいのでしょうか。

 対処方法としては、合流してくるクルマは本線を走行しているクルマより速度が遅いことも多いため、道路状況的に可能なのであれば車線変更をおこなうことが一般的です。

 車線変更が出来ないときは合流してくるクルマの速度やタイミングを見て、自身のクルマの速度を調整するなどして合流スペースを空けてあげることもあります。

 こういった合流してくるクルマがいるときの対処や注意点について、NEXCO中日本の担当者は次のように話します。

「車線変更が出来ない場合、合流スペースをあけようとクルマの速度を落とし過ぎると後続車との追突のリスクがあるので注意が必要です。逆に、前を走るクルマが速度を落としてくる可能性もあるので、前後合わせて周囲の状況には注意してください。

 また、自身のクルマの前後どちらに合流してもらうのかについては、状況にもよるので一概にはいえません。しかし、もし合流するクルマが十分に加速出来ているようであれば、自身のクルマの速度を落として前へ、充分に加速できておらず速度が遅いようなら、後ろへ合流してもらうようにスペースを空けるのが良いでしょう」

※ ※ ※

 高速道路では本線が優先ではあるものの、合流する側が正しい方法を守るだけでなく、本線を走行する側の協力も必要です。

 双方が互いに周囲の状況に注意を払い、配慮しあうことで、安全でスムーズな合流が可能となるのです。

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