2億円のハイパーカー、パガーニ「ウアイラ」はクルマを超えたアートだ!
スーパーカーのさらに上を行くハイパーカー、パガーニ「ウアイラ」とは、いったいどのようなクルマなのだろうか。パガーニを創業したホラチオ氏の来歴とともに解説しよう。
ランボルギーニを経て、パガーニを設立
どのような事情があって自分の愛車、しかもデビュー時には世界中の話題となった限定車を売却しようとしているのかは知る由もないが、ともかくオート・オークションには頻繁に驚くべきモデルが登場し、われわれマニアの目を楽しませてくれる。
●「ゾンダ」から始まったパガーニの歴史
今回、RMサザビーズの「シフト・モントレー」オークションに出品されたのは、2014年モデルのパガーニ「ウアイラ」だ。まずはパガーニというメーカーについて簡単にヒストリーを解説しておこう。
若くしてアルゼンチンからイタリアへと渡り、ランボルギーニで契約デザイナーの職を得た、ホラチオ・パガーニが、ランボルギーニ退職後に設立したハイパーカー・メーカーがパガーニである。
パガーニはランボルギーニ在職中に、カーボンなど軽量素材の研究にも参加しており、退職後に最初に設立した会社は、正確には「モデナ・デザイン」というカーボン製品を製作するメーカーだった。その経験もまた、後のパガーニの大きなアドバンテージとなっている。
最初のモデルである「ゾンダC12」は1999年に発表されたが、その後パガーニの生まれ故郷であるアルゼンチンへと吹き降ろす風の名、ゾンダはさまざまなモデルへと進化を続けていく。
結局それは後継車となる「ウアイラ」が誕生するまで続くのだが、現在でもゾンダをパガーニ本社に持ち込み、様々なチューニングを施すカスタマーも多く、少なからず重要なビジネスとなっている。
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