流行りのSUVで「お得ではない」ハイブリッドはなぜ人気? 加速力が重視される要因とは
最近のハイブリッドSUVは加速がパワフル?
近年のハイブリッド仕様のSUVにおいては、加速性能の良さが謳われるモデルも多くなってきています。
これは、前出のようにSUVが趣味性の強いカテゴリであることや、長距離ドライブにおいてストレスを感じないことが重視されているから、ということが背景として考えられるでしょう。
そして、近年のSUVのなかでも加速感の良さをアピールしているモデルが日産「キックス」です。
キックスは、日産の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載。モーター駆動100%で走行するので、内燃機関のクルマに比べて高い加速応答性を持ちます。
プラグインハイブリッドシステムとは違い外部からの給電はできないものの、走行フィールはまさに電気自動車といえます。モーターの最高出力は129馬力、最大トルクは260Nmです。
日産の販売店スタッフにキックスについて聞くと、「試乗していただくと、コンパクトSUVとは思えない加速の良さに、驚くお客さまも多くいらっしゃいます。
走行モードの変更でワンペダル走行が可能になる(e-POWERドライブ)など、走行感覚も変わるので、試乗の際には適宜ご紹介しています」と話します。
そして、トヨタのハリアーおよびRAV4のハイブリッド仕様(システム最高出力はともに2WDで218馬力、E-Fourで222馬力)も、大柄なボディを軽々と走らせる動力性能を持ちます。
さらに、RAV4 PHVではシステム最高出力は306馬力と、スポーツカー顔負けのスペックを誇ります。
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趣味性が強く、乗る人の個性を表現するSUVでは、ハイブリッド仕様においても、動力性能の高さやハイブリッドシステム自体のイメージの良さが、ユーザーからの評価に繋がるといえるでしょう。
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