900万円超えの「スカイラインクーペ」!? 美しすぎる「インフィニティQ60」の魅力
かつて日本で販売されていた日産「スカイラインクーペ」ですが、現在でも日産が海外で展開する高級ブランドのインフィニティから「Q60」として販売されています。日本では未発売となっているQ60とは、どのようなモデルなのでしょうか。
日本未発売のスカイラインクーペこと「Q60」とは
インフィニティ「Q60」と聞いてその姿をイメージできる人は多くないかもしれません。しかし日産「スカイラインクーペ」といえば、多くのクルマ好きは美しいスポーツクーペを思い浮かべることでしょう。
かつて日本でも販売されていたスカイラインクーペですが、2016年はじめに販売が終了。現在のスカイラインは4ドアセダンだけが販売されています。
一方の海外では、スカイラインの海外向けモデルとなるインフィニティ「Q50」、クーペ版のインフィニティQ60をラインナップ。実質的にこれがスカイラインクーペです。
ただし、多くの人が驚くのがそのスタイル。日本で販売されていたスカイラインクーペは最後までV36型でした。
現行モデルのQ60は、フルモデルチェンジを経たV37型。そのため「海外では、日本にはない新型スカイラインクーペが販売されている」ということになるのです。
実は、そんな新型スカイラインクーペを日本で手に入れる方法があります。海外から輸入すればいいのです。
例えば、日産車のレース活動やカスタマイズでおなじみの「インパル」の一部門である「インパルインターナショナル」は、海外向けのインフィニティや日産車を新車として輸入販売(いわゆる並行輸入)。
そのナンバーワン人気車種がQ60だといい、今回は同社が輸入したインフィニティQ60に試乗してみました。
息を呑むような美しさ。Q60のデザインは、日本で見かけないことによる新鮮な感覚を抜きにしても素晴らしいものです。
エレガントなフォルム、そしてフェンダーなどの肉感的な造形。このスタイリングだけでも所有したくなってくる理由としては充分でしょう。
車体は全長4690mm×全幅1850mm×全高1370mm。日本のスカイライン(セダン)と比べると125mm短く(ホイールベースは2850mmで同じ)、30mmワイドで70mmも低いプロポーション。
セダンよりも美を追求したスタイリングなのです。車体寸法よりもコンパクトに感じるのは、デザインに凝縮感があるからかもしれません。
インテリアは基本的にスカイラインセダンに準じていますが、カーボンのトリムを組み合わせるなどスポーティな仕立て。ステアリングのエンブレムはもちろんインフィニティです。
左ハンドルになっているほか速度計はメインがマイル表示なのが海外仕様を感じさせる一方、インパルによると「右ハンドル(イギリス仕様)を輸入することも可能」とのことです。
なお、2020年モデルからインフォテイメントシステムがApple CarPlayや Android Auto対応となったので、スマホのナビ機能を活用して、ナビアプリの操作はクルマを通じて日本語でできます。
パワートレインは、日本で販売されているスカイラインのターボモデルと同じ3リッターV型6気筒エンジンのVR30DDTT型です。
このエンジンには、300馬力仕様と日本では「400R」というグレードとなる400馬力の仕様があり、試乗したのは「Red Sport 400」と名乗る後者。
漲るパワーや475Nmという極太トルクに加え、鋭いレスポンスや高回転で盛り上がるパワーフィールが素晴らしいパワートレインです。
ちなみに400馬力という出力はトヨタ「スープラ」の最新モデル(384馬力)よりもハイパワーですから、美しい見た目に満足するのはもちろん、動力性能も不足を感じるはずがありません。
今回、試乗車のサスペンションはオーリンズ製ショックアブソーバーを使うインパルのオリジナルタイプに変更されていましたが、落とした車高によるカッコいいスタイリングでありつつ、乗り心地のよさを備えていることに驚きました。
いずれにせよ、スカイライン 400Rのような、ドライバーの意のままに走れる運動性能を備えています。
ベンツのパクリ?
Cクラスクーペのブサイクさをそのまま真似た形だね。
リアタイヤハウスからリアウインドウまでが厚く(長く)てカッコ悪い。
車の最大の魅力は、デザインだと思ってます。何故、誰が見ても不細工なデザインの車を作るのか意図がわかりません! 昔懐かしの角張ったニッサンのデザインの復活に期待したいと思います。
美しすぎる?
約10年前のスカイラインとほぼ同じデザイン
900万円もするなんてありえない