車がオーバーヒート! エンジンの中で何が起きている? 正しい対処法とは

クルマに関するトラブルのひとつであるエンジンのオーバーヒートは、名前は比較的知られているにも関わらず、具体的にどういう事象が起きているのかについて知らない人も少なくありません。オーバーヒートを起こしたエンジンのなかでは、なにが起きているのでしょうか。

オーバーヒート時の正しい対処法は

 オーバーヒートしてしまった場合、停車後はどのように対処するのが望ましいのでしょうか。ロードサービスを展開するJAFは、次のように説明します。

オーバーヒートしてしまった時の正しい対処法とは
オーバーヒートしてしまった時の正しい対処法とは

「エンジンがオーバーヒートしたら、クルマを停めた後はエンジンを切らずにボンネットを開け、エンジンルームの風通しを良くします。

 エンジンをすぐに切ってしまうと、冷却水の循環が止まることで、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止した後、油膜切れを起こして再始動時にエンジンが焼き付く原因となります。

 ただし冷却水が漏れていたり、冷却ファンが回っていない場合は、ただちにエンジンを切ってください。

 このとき、エンジンルームは高温になっているため、ボンネットを開けるときは十分に注意してください」

 なお、エンジンの冷却が十分におこなわれていないまま、ラジエーター液の量を確認することは大変危険です。熱湯や蒸気が吹き出すことで、やけどなどの危険性があります。

※ ※ ※

 最近のクルマではあまりオーバーヒートについて神経質になる必要はないとはいえ、いざというときの対処法を知っておくことは重要といえます。

 オーバーヒートの後は、まずは十分にエンジンを冷やし、並行してロードサービスや販売店などに連絡を取って対応するのがよいでしょう。

 また、冷却水やオイル類を定期的に点検することで、トラブルを未然に防ぐのが賢明といえます。

【画像】結局、オーバーヒートって何なの? 画像と一緒にチェック(10枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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