日本も学ぶべき? 中国の高速道路「あおり運転」皆無なぜ? 「最低速度110キロ」低速は厳罰も
実際、中国のドライバーは法律を守っているの?
中国のドライバーは最高速度・最低速度、車線の区分を守っているのでしょうか。中国北京市の警察に在籍している高(コウ)さんは以下のように話してくれました。
「中国の高速道路はいたるところにカメラがあり、取り締まりが厳しくおこなわれています。なので、ドライバーは速度も車線もしっかり守って走行しています。
スピードが出ない、出せない遅い車が左車線(追越車線)に入って後続車の進路をふさぐこともありません」
最高120km/h、最低110km/hが厳格に守られているのであれば、日本のように追い越し車線をふさいで走るクルマもいないでしょう。
高速道路を使う理由のひとつである「お金を払ってでも早く目的地に着きたい」というドライバーにとっても、ストレスのない走りが可能となりそうです。
日本の高速道路にも、路肩側の車線(第1通行帯)が大型(特定中型貨物)トラックの通行帯として指定されている区間があります。
この標識がある区間では、事故、工事、道路損壊などの理由以外で、大型トラックが第3通行帯を走行することはできません。なお、大型トレーラは法定により左側車線のみが走行車線となるので、ほかの車線は走行できません。
しかし実際は、リミッターによって90km/hしか出せない大型トラックが追越車線をふさいでいる光景を良く目にします。
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警察庁の発表による「最高速度120km/h(検討)区間」は、実勢速度が平均100km/h以上、死傷事故率が高くない、大型貨物による渋滞が少ない、などの条件をクリアした区間で、片側3車線(6車線道路)の道路を優先して検討されています。
東北道(浦和ICから佐野スマートIC、52.9キロ)や常磐道(柏ICから水戸IC、71.2キロ)、東関東道(千葉北ICから成田JCT、26.1キロ)などが検討区間になります。
なかでももっとも距離が長い新東名(御殿場JCTから浜松いなさJCT、144.7キロ)はすでに試行がおこなわれている区間(新静岡ICから森掛川IC)、50.5キロ)を含めて、今年度中に120km/hの正式運用が始まるようです。
筆者(加藤久美子)はつい数日前に新東名を全線走行しましたが、随所で「6車線化」のための工事が進められていました。
新東名は設計段階から120km/h(一部非公式で140km/h)を想定していたため、車線も広くとってあり、6車線化の工事はそれほど大掛かりなものではない印象でした。
新東名の御殿場JCTから浜松いなさJCTの144.7キロを100km/hで走行した場合と、120km/hで走行した場合、時間にどれくらい差が出てくるでしょうか
実際に、この速度で走り続けるのは不可能だと思いますが、距離÷時間=速度で計算してみると、100km/hでは約86分、120km/hでは約72分と、14分の違いとなります。
時間にしてみればそんなに大きな違いにはならないかもしれませんが、試行区間を何度か走った経験からすると、120km/hまで出して走れることはなかなか爽快です。
遅い車も速い車も走行すべき車線を守って、誰もがストレスなく走れるようになれば、あおり運転の大幅減少も期待できそうです。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
いや、本当に中国の事情を知った人なら笑う記事。上海では誰もが平気でクラクションを流しながら車線変更、幅寄せ、煽りは茶飯事。嘘書いちゃダメだよ。
え???
中国の煽り運転は世界一多いと思いますが
毎日何度もガンガンに煽られるわ激しくクラクション鳴らされるわ
ひとりでも現地の人に取材しましたか?
他国の話はどうでもよく、右への車線変更は厭わないくせに左車線への復帰を厭う心理を考察したほうがよい。たぶん、早めにウィンカーを出すと進路妨害のために加速をして車間を減らす馬鹿者が一般道にも高速道路にも少なからず存在することと裏表なのだろうが。
中国の方の模範解答を、実情も良く調べもせず
シレッと掲載するのはどうかと思います。
彼の国では「飲酒運転禁止」の交通標識が存在する。
そのレベルをもって「厳格に守られている」とか、
「日本よりマナーが良い」とかよく言えるなと思う。