実は最強の組み合わせ!? SUV風味のステーションワゴン3選
現在、SUV人気が続いていますが、その反面、かつて人気があったステーションワゴンは影が薄くなってしました。しかし、使い勝手が良く、ドライビングプレジャーに優れたステーションワゴンの魅力が無くなったわけではありません。そこで、SUVとステーションワゴンのいいとこ取りのモデルを3車種ピックアップして紹介します。
人気のSUVとステーションワゴンの融合!?
近年人気が高いモデルというとSUVがありますが、その一方で人気に陰りが見えているのがステーションワゴンです。
ステーションワゴンは使い勝手が良く、セダンに近いドライビングプレジャーが感じられる、優れたパッケージングのモデルで、その魅力が薄れたわけではありません。
そこで、SUVのスタイルを取り入れたステーションワゴンという、秀逸な組み合わせのモデルを3車種ピックアップして紹介します。
●ボルボ「V60 クロスカントリー」
ボルボのクルマというと、1990年代頃までは高い安全性を誇る質実剛健なイメージがありました。しかし、近年のラインナップはデザイン面が大きく変わり、スタイリッシュなモデルばかりです。
さらにSUVの「XCシリーズ」とともに、ステーションワゴンの「Vシリーズ」に力を入れており、日本市場では主力商品となっています。
2010年にボルボ「S60」のワゴンモデルとして登場した初代「V60」は、クーペのような流麗なフォルムを持つステーションワゴンとして話題となりました。
そして、2018年に発売された2代目では力強さのあるフロントフェイスに、低く伸びやかなデザインが、美しいと評されています。
このV60にはSUVテイストの「V60 クロスカントリー」をラインナップ。
「トールハンマー型」LEDデイタイム・ランニング・ライトや、リアゲートに回り込むような造形のテールライトなど、近年のボルボを象徴するデザインを随所に採用し、外観はバンパーからサイドステップに至るまでプロテクター状の樹脂パーツが装着され、力強さを表現しています。
また、V60に対して最低地上高が65mmアップされ210mmとし、流麗なフォルムはそのままにSUVらしさあふれるスタイリングです。
搭載されるエンジンは254馬力を誇る2リッター直列4気筒ガソリンターボのみで、これに8速ATが組み合わされ、駆動方式は全車4WDを採用。
優れた走行性能だけでなく、世界でもトップクラスの性能を誇るボルボ独自の先進安全装備を全グレードで標準装備しています。
V60 クロスカントリーの価格(消費税込)は564万円からです。
●フォルクスワーゲン「ゴルフ オールトラック」
フォルクスワーゲンのCセグメントモデル「ゴルフ」は、初代から世界中のメーカーがベンチマークとするほど秀逸なパッケージングとデザインを採用したクルマです。
ゴルフにはいくつかの派生車がありますが、ステーションワゴンは1991年に発売された3代目から設定され、現在、日本で販売されている7代目にも「ゴルフ ヴァリアント」としてラインナップされています。
このゴルフ ヴァリアントをベースにクロスオーバータイプのSUVに仕立てたのが、「ゴルフ オールトラック」です。
外観は7代目ゴルフに準拠したデザインでホイールベースと車体を延長し、ステーションワゴンボディに仕立てられています。
また、SUV化の定石ともいえる樹脂の素材色となるフェンダーアーチや前後バンパー、サイドステップに加え、アンダーガード状な加飾が施されており、最低地上高がゴルフ ヴァリアントに対して25mm高くなる165mmに設定されています。
装備の違いで2グレードが設定され、エンジンは180馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒ターボを搭載。トランスミッションは6速DSGが組み合わされ、駆動方式は4WDの「4モーション」のみです。
また、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどの先進安全装備も標準装備されています。
ゴルフ オールトラックの価格は379万9000円からです。なお、すでに8代目ゴルフが欧州でデビューしており、ゴルフ ヴァリアント、ゴルフ オールトラックも新型に移行するとみられています。