実は最強の組み合わせ!? SUV風味のステーションワゴン3選
新型の登場が期待されるSUVワゴンの先駆けとは!?
●スバル「レガシィ アウトバック」
1989年に発売されたスバル初代「レガシィ」は、高性能なエンジンを搭載した4WDのセダンとステーションワゴンをラインナップし、スキーブームやアウトドアブームを背景として、一躍大人気となりました。
とくに「レガシィ ツーリングワゴン」は、その後のステーションワゴンブームの火付け役となり、各メーカーが同様なコンセプトのモデルを発売したほどです。
1993年に発売された2代目レガシィには、派生車としてツーリングワゴンをベースに車高をアップしてRVテイストを盛り込んだ「レガシィ グランドワゴン(後に『ランカスター』に改名)」が登場します。
レガシィランカスターは北米では「アウトバック」の名で販売され、2003年には国内モデルも「レガシィ アウトバック」に統一されました。
現行モデルのレガシィ アウトバックは2014年に発売。同時に車種整理がおこなわれツーリングワゴンが廃止となり、ステーションワゴンはレガシィ アウトバックのみとなりました。
ボディは最低地上高が高められ、フロントフェイスもB4とはテイストが異なり、SUVの雰囲気をかもし出しています。
エンジンは2.5リッター水平対向4気筒の自然吸気のみで最高出力175馬力を発揮。トランスミッションはCVTが組み合われ、駆動方式は4WDです。
全グレードにスバル独自の先進安全技術「アイサイト」を装備し、価格は341万円からとなっています。
なお、北米ではすでに6代目となる新型アウトバックが販売されていますが、国内モデルは従来型のまま販売が継続されています。
※ ※ ※
現在、コンパクトカーや軽自動車では、SUVの雰囲気を取り入れたモデルが数多くラインナップされ、実際に売れ筋となっています。
SUV人気にあやかっているのですが、かつて、1990年代に起こった「RVブーム」の頃も、本格的なクロスカントリー4WD人気に触発されて、RVテイストを取り入れたモデルが発売されました。
その多くはステーションワゴンや5ドアハッチバック車をベースに、フロントにグリルガード、リアにスペアタイヤキャリアを備え、最低地上高が上げられており、RVのようなイメージを再現。
しかし、販売は好調とならず、ほとんどが短命に終わってしまいました。