軽の売れ筋変わらず 販売上位はスライドドアばかり? 良い・悪いはどこなのか
直近の軽自動車販売台数で上位に位置する多くのモデルがスライドドアを搭載しています。ファミリー層を中心に支持されているスライドドア搭載車ですが、その要因はどこにあるのでしょうか。
高い人気を誇るスライドドアモデル
近年、スライドドアを搭載した軽自動車の人気が高い傾向にあります。全国軽自動車協会連合会によると、2019年度の販売台数の上位5台中3台がスライドドアです。
最新の2020年7月の販売台数でも、上位5台中4台はスライドドア搭載モデルを設定(ムーヴはムーヴキャンバス)。なぜ、これほどまでにスライドドアのモデルが軽自動車市場を席巻しているのでしょうか。
なかでもホンダ「N-BOX」、ダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」は、近年の軽スライドドアモデルを代表しています。
ほかにもモデルの人気を支える要素はありますが、ユーザーから支持される理由のひとつにスライドドアがあるというのは間違い無いでしょう。
スライドドアには、手動式と電動式のふたつが存在し、近年のミニバンや軽ワゴンでは電動タイプのものが増えつつあります。
スライドドアが人気の理由について、ダイハツ販売店スタッフは以下のように話しています。
「一般的にいわれている狭い道や駐車場での開閉のしやすさは、やはり支持される大きな理由のひとつだと思います。
また、通常のヒンジ式ドアと比較しても手動式であれば修理費がそこまで高いわけではありません。電動式の場合はモーターの交換などが必要であればそれなりに掛かってしまいます」
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開口部が広くなることでファミリー層を中心に支持されているスライドドアですが、タントやホンダ「N-VAN」といったモデルは「センターピラーレスドア」を採用しています。
ボディ中央で天井を支えるピラーをドアに埋め込むことで、開口部がより広くなり乗降性が向上します。
またこれにより、タントの助手席側開口幅は1490mmとなり、ゴルフクラブなど長さのある荷物でも余裕を持って積み込む持ち込むことが可能です。
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