発売から5年 トヨタ小型ミニバン「シエンタ」なぜ売れ続ける? 2列モデル追加後の反応は
トヨタの「シエンタ」は、現行モデル発表から5年が経過した現在も、好調な販売を続けています。ファミリー層から高い人気を集めるようですが、売れ続けるその理由について探っていきます。
現行モデルから発表されてから5年! いまもなお売れ続けるその理由とは?
シエンタは、2015年7月に現行の2代目モデルが発売されて以来、現在もなお人気があります。
日本自動車販売協会連合会が発表した2019年1月から12月の軽自動車を除く販売台数では、トヨタ「プリウス」、日産「ノート」に続き、総合ランキングで3位、11万880台を販売する人気モデルとなりました。
また、2020年上半期(1月から6月)でも、4万194台を販売して総合6位につけており、現在も順調に売れ続けていることがわかります。
なぜ、シエンタは好調な売上台数を伸ばし続けているのでしょうか。この理由について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「コンパクトミニバンでありながら、ゆとりのある設計になっているので、ファミリー層や若い夫婦を中心に人気を集め、2020年に入ってからも納車数は好調です。
使い勝手がいいことはもちろん、小さなお子様でも乗り降りしやすい工夫が組み込まれているので、子どもの成長問わず長く愛用できることも人気の要因のひとつです。
また、高齢者の方でも乗り降りしやすい設計になっているため、幅広い年齢層への配慮が、今もなお人気を集める大きな要因でしょう」
シエンタは幅広いユーザーに向けた利便性の高い構造を活かし、いまもなお数多くの人々に人気を集めていることが分かりました。
※ ※ ※
シエンタの好調を支える要因としては、3つのポイントが挙げられます。
ひとつ目は、販売店スタッフのコメントにもあったように、ファミリー層向けにこだわった造りを意識していることです。
子育て世代は、クルマ業界にとって非常に美味しいマーケットです。移りゆくブームに左右されることなく、常に居続けてくれるユーザーであることから、売上を伸ばしやすくなります。
このような子育て世代のニーズに答えるべく、シエンタはファミリーカーとしての工夫を随所に組み込んでいます。
シエンタのボディサイズは全長4300mm以下、全幅1700mm以下で、5ナンバーサイズとなることから、日本の狭い道路事情でも非常に取り回しがよく、運転が苦手な人でも問題なく操作できます。
また、マンションの駐車場など、狭い場所でも邪魔にならないボディサイズとなるほか、スライドドアを導入することで子どもの乗り降りも最適です。
このように、ファミリカーとして欠かせない要素が詰まっていることから、若い家族連れにも根強い人気を誇ります。
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