「あおり運転」受けやすい車には共通点が存在!? 被害を防ぐコツとは
あおり運転の被害に遭わないためにはどうすべき?
あおり運転の加害者にならないようにすることは当然ですが、被害に遭わないようにすることもまた重要です。そのために必要なのは、相手のあおり行為を誘発する運転を避けることです。
そもそも、あおり運転が起こる要因として、先述した国際交通安全学会の研究結果では、「被害者の運転行動をきっかけとしたもの」が目立ちます。
具体的には、進路を譲らない、急ブレーキをかける、後方から相手の前方に出て割り込む、無理な追い抜きをする、といった行為が、周囲のクルマから“進路を邪魔された”と認識されてしまうことで、あおり運転によるトラブルに発展することが多いのです。

したがって、あおり運転の被害者にならないためには、まずは落ち着いて、できる限り車間距離を取り、事故に発展しないよう運転を心がける必要があります。
では、実際にあおり運転の被害に遭った際は、どのように対処すべきでしょうか。
後方のクルマにあおられた場合、すみやかに進路を譲ることが重要です。相手と張り合うのはもちろん、逃げたい気持ちからスピードを出すのはとても危険です。広い心を持って対応することで、自車や周囲の安全確保に繋がります。
いきなり割り込まれた時は、速度を落としながら長めに車間距離を取ります。場合によってはブレーキと同時にハザードランプを点灯させながら、後続車などに減速していることを知らせてください。
万が一、相手がクルマを降りて近づいてきた際は、絶対に窓やドアを開けてはいけません。相手は、頭に血が上っている状態なので、どういった行動に出るかわかりません。
まず安全を確保することが最優先とし、次に、相手のナンバーを控えて警察に通報します。余裕があればスマートフォンの録画機能を使って記録を残すとよいでしょう。
露骨にカメラを向けると、相手を挑発しかねないため、密かに撮影しましょう。
その後、相手に警察を呼んだことを報告し、安全な場所でパトカーの到着を待ちます。
また、上記のような事態に備えて、あらかじめドライブレコーダーを搭載しておくことも重要です。最近では前方・後方の360度を録画できるタイプもあり、あおり運転の証拠を残すことができます。
さらに、「ドラレコ記録中」といったステッカーをボディに貼ることで、記録していることをアピールでき、抑止効果に繋がります。こうしたステッカーは、インターネット通販などで数多く取り扱われています。
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あおり運転の厳罰化は、一定の抑止力になることは間違いありません。しかし、あおり運転が無くなることはないでしょう。
普段の運転でいくつか気をつけるだけで、あおり運転の被害者を回避することもできるため、そのためのドライビング術を身につけることも重要です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。











