エンジンルームに猫やヘビが侵入!? JAFロードサービスで救援要請があった珍事例とは

日本自動車連盟(JAF)の中心的なサービスとして知られるのが、ロードサービスです。バッテリーやタイヤのトラブル、キーの閉じ込みといった理由での出動が多いなか、少数の珍しい理由でのトラブルには、どのような例があるのでしょうか。

少数要請には動物トラブルや思わぬ落とし物などまさかの事例

 一般社団法人 日本自動車連盟(以下、JAF)は、会員になればロードサービスの多くを無料で受けることができます。

 2019年のロードサービスにおける年間出動件数は、四輪自動車で209万7083件。そのうちバッテリー関係や、パンク、キー閉じ込み、事故、燃料切れといったトラブルが、出動理由の約83%を占めるそうです。

バッテリー上がりのアクシデントに対応するJAF隊員
バッテリー上がりのアクシデントに対応するJAF隊員

 残りの17%にはどのようなトラブルがあるのでしょうか。JAFに聞いてみると、意外なトラブル事例がありました。

「2020年1月1日から1月31日までの1か月の間に、『エンジンルームに猫が入り込んでしまった』という出動要請が全国で42件ありました。猫以外にも、蛇がエンジンルームに入り込んだり、走行中にスズメの群れとぶつかってしまい、スズメがグリルの隙間に突き刺さってしまった、というものもありました」

 猫がエンジンルームに入るというケースは最近によく耳にしますが、1か月で40件以上もあると聞くと、走行前にボンネットを叩いて猫を追い出す、いわゆる「猫バンバン」の必要性の高さを感じます。

 また、こうした動物に関するトラブルのほかにも、次のような要請があるそうです。

「クルマの室内にはいろいろな隙間がありますが、『ETCカードをグローブボックスの隙間に挿入してしまった』とか、『シートの隙間に結婚指輪を落としてしまった』という例があります。さらに、『クルマの鍵を誤って側溝に落としてしまった』というケースもありました。

 ほかには、『キーを抜いたままハンドルを回してハンドルロックが作動。エンジンが始動できない』といったトラブル。『オートマチック車でブレーキペダルの踏み込みが弱かったり、シフトレバーが“P”や“N”に入っていなくてエンジンがかからない』というケース。『直前に運転されたご家族がサイドブレーキを強く引きすぎてしまって解除できなくなった』という救援要請もありました」

※ ※ ※

 ロードサービスが無料で利用でき、そのほかの特典も受けられる個人会員は、入会金が2000円で年会費は4000円。家族会員は1名につき入会金は無料で、年会費は2000円となっています。

「重大なトラブルでなくても、気になる異音や異臭といった理由でも、要請いただいて結構です。救援要請の回数制限もございませんので、何度でも呼んでいただけます」と、前出の担当者はいいます。

 また、ロードサービスはJAFの会員でなくても、誰でも利用できます。

 入会していない人の場合は、夜間の高速道路(SA、PA以外)でのパンクの応急修理は、基本料1万9900円と作業料4750円の合計2万4650円。昼間の一般道では1万3130円で利用できます。

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