まるで熊に立ち向かう小型犬!? オラオラ系コンパクトカー5選
海外専用モデルもオラオラ系がトレンド!?
●トヨタ「アイゴ」

トヨタ「アイゴ」は欧州向けに販売されているコンパクトカーです。日本市場のトヨタ車で、もっともコンパクトな登録車はダイハツからOEM供給されている「パッソ」ですが、アイゴはさらに小さく、全長3455mm×全幅1615mm×全高1460mmと、いわゆるAセグメントに属しています。
欧州市場では各メーカーから低価格なコンパクトカーが販売されており、競争も激化しています。トヨタはプジョー、シトロエンを有するグループPSAと共同開発をおこなう戦略をとり、アイゴが誕生しました。
現行モデルのアイゴは2014年に発売された2代目で、ボディタイプは3ドアと5ドアハッチバックがあり、外装のデザインは日本の漫画やアニメに強くインスパイアされたものといわれています。
「X」をモチーフにした力強いフロントフェイスや、ヘッドライトからフロントウインドウへとつながるライン、リアの大きなガラスハッチ、フロントバンパーと共通するデザインを持ったリアバンパーなどが特徴的です。
欧州での価格は1万1190ユーロ(フランス仕様)からで、日本円で約136万円とリーズナブルです。
●ホンダ「アメイズ」

ホンダが2018年にインドで発売したコンパクトセダン「アメイズ」は、同社の新興国向けセダンラインナップのエントリーモデルとしてデビュー。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1501mmと、全長、全幅は新型「フィット」と同等のコンパクトさで、車重も905kgからと軽量です。
フロントフェイスは「CR-V」のようにボンネット部分が高いSUV的なデザインで、押出し感のある印象ですが、横から見るとかなりユニークな造形です。
ホンダはアメイズのデザインを「空力にも配慮した洗練されたセダンスタイル」とアピールしていますが、オラオラ系のフロントフェイスと、前後にギュッと圧縮されたようなサイドビューのアンバランスさが、面白く新鮮に映ります。
エンジンは90馬力の1.2リッター直列4気筒SOHCと、100馬力(MT車)の1.5リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボで、どちらも日本ではラインナップされておらず、とくにディーゼルエンジンはコンパクトカーのパワーユニットとして魅力的です。
なお、インドでの価格は日本円で約95万円からと、エントリーモデルらしく安価に設定されています。
※ ※ ※
最後に紹介したアメイズのような新興国向けのクルマは、各メーカーから販売されており、そのほとんどが海外専用車です。
生産工場も海外にあるため安価な価格設定となっており、装備もそれなりですが、昔のコンパクトカーからくらべると十分な装備です。
そんな魅力的な海外向けコンパクトカーですが、安全基準の問題や、質感に対するリクエストが高い市場のため、日本での販売は難しいでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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