汗かきさん注意!? クルマの内装が汗でボロボロ… どう予防すべき?

革のシートはどうして今も使われる?

 クルマにおける本革は、高級車の証として現在も高級車や上級グレードに多く設定されています。

 しかし、ファブリックに比べて吸水性が悪く、劣化や汚れが目立ちやすい、夏には汗と体温で蒸れてしまうなどのデメリットも少なくありません。

 こうした問題があるにもかかわらず、なぜ本革シートは高級車の証として採用され続けるのでしょうか。そこにはクルマ以前の乗り物の歴史が関わっていました。

クルマの内装の歴史には、じつは馬車が関係していた?
クルマの内装の歴史には、じつは馬車が関係していた?

 クルマが発明される前、欧州では馬車が使われていました。馬車はクルマ同様に長時間にわたり人が座ることを前提としているため、シートにはある程度の耐久性が必要となります。

 なかには屋根のないものもあり、運転席には雨が吹き込むこともあったとされています。そのため、雨や人の重さに耐え、なおかつ腰や大腿のストレスを軽減するための素材として当時本革が使われていたとされています。

 また、欧州の高級家具には革が用いられることもあります。そうした革製品は専門の職人による高度な技術が必要であったことからコストと時間がかかり、結果として「本革は高級品」と見なされるようになったようです。

 一方で、近年では環境保護の品質の安定化といった観点から、本革ではなく人工皮革を使用することも多いようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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