“軽”より安い!? 100万円以下の“格安”「4人乗り“スポーツクーペ”」どんなモデル? パワフルな1.6リッター「ターボ」ד6速MT”搭載! 斬新ルーフもイイ「プジョー」RCZとは
軽自動車も200万円を超える昨今、100万円以下で狙えるプジョー「RCZ」は注目の一台です。最新の軽自動車は実用性や安心感において素晴らしい選択肢ですが、あえて同予算で中古のスポーツクーペを選ぶという道もあります。いったいどのような魅力があるのでしょうか。
“軽”より安いスポーツカーという選択
軽自動車の価格が年々上昇し、人気の高いスーパーハイトワゴンなどは新車で200万円を超えることが珍しくなくなったいっぽうで、中古車市場では意外な掘り出し物が見つかります。
最新の軽自動車は、高い燃費性能や最新の安全支援機能を備えた「最も合理的で安心な選択」として多くのユーザーに支持されています。
ピカピカの新車で、メーカー保証という安心感とともに走り出せる軽自動車は、間違いなく後悔のない買い物です。しかし、視点を変えて中古車市場に目を向けると、その筆頭ともいえる「掘り出し物」として、かつてプジョーがラインナップしていたスポーツクーペ「RCZ」が見つかります。
新車時には400万円前後だったプレミアムなモデルが、現在では100万円を切る価格から狙えるようになっています。

RCZは、同社初の「車名に数字を使わない」量産モデルとして2010年に誕生した2+2シーターのスポーツクーペです。最大の特徴は、ルーフが2つのコブのように波打つ「ダブルバブルルーフ」と、それを縁取るアルミニウム製のルーフアーチです。
2007年のコンセプトカーのデザインをほぼそのまま市販化した、極めて独創独特で美しいスタイリングが持ち味です。
その美しさは各所で高く評価され、デザイン性の高さが語られることも多いモデルです。パワートレインには、BMWと共同開発した1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、駆動方式はFF(前輪駆動)を採用しています。
狙い目となるのは、2013年5月のマイナーチェンジを経た後期型のなかでも、2014年から2015年式あたりのモデルです。走行距離が3万kmから5万km前後といった低走行な個体であっても、中古車価格が100万円を下回るケースが見受けられます。
この後期型RCZは、フロントフェイスが刷新されてよりシャープで現代的な表情になっているのが特徴です。
ボディサイズは全長4290mm×全幅1845mm×全高1360mmとなっており、ワイド&ローなプロポーションが街中でも圧倒的な存在感を放ちます。
また、トランスミッションの違い(6速AT/6速MT)によって、エンジンスペックが明確に設定し分けられていた点も、クルマ好きには堪らないポイントです。
右ハンドル仕様の6速ATモデルは、最高出力156ps・最大トルク240Nmを発揮。対して、左ハンドルのみの6速MTモデルは、最高出力を200psまで引き上げたハイパフォーマンス仕様です。専用設計のフロントサスペンションナックルによる鋭い回頭性など、より刺激的な走りを楽しめる仕立てになっています。
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もちろん、最新の安全装備や燃費効率、そして故障のリスクが極めて低い新車の軽自動車に対し、輸入中古車であるRCZには、相応のメンテナンス費用や維持の心得が必要です。
しかし、軽自動車の新車予算を下回る価格で、他に類を見ない官能的なデザインと欧州スポーツの走りを楽しめるのは、中古車ならではの夢のある選択肢です。
実用と安心を極めた最新の軽自動車か、それとも独創の個性を放つ中古のRCZか。どちらもそれぞれの魅力が詰まった、非常に素晴らしいクルマ選びの選択肢と言えるのではないでしょうか。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。































