なんで教えてくれないの? 教習所では習わない暗黙のルールとは
万が一のトラブル! どんなルールが存在?
●トラブルで高速道路の路肩に停車するとき、どうする?
クルマのトラブルなどで、やむを得ず路側帯にクルマを停車させる必要のある場合は、次のルールを必ず守らなければなりません。
まず、ハザードランプを点灯しできるかぎり路肩に停車します。次に、ギアをパーキングに入れ、サイドブレーキを引いてクルマが完全に停止させた後、三角表示板を後続車から見えるように50m以上後方に設置します。
発煙筒などを使い後続車に非常停止車両があることを知らせ、衝突などの二次災害の防止に務める必要があります。

また、停車させたクルマのハンドルはいっぱいに左に切っておきます。これはブレーキが甘くクルマが動いたりしてしまったときや、後続車が突っ込んできて追突されてしまったりした場合でも、クルマが本線上に飛び出すことを防止するためです。
高速道路のパトロール隊などが高速道路の路肩に停止する際は、必ずハンドルを左に切っています。
こうした処置を行なったうえで、ロードサービスなどを待つことになりますが、その際、路肩に停車したクルマのなかで待機するのは非常に危険です。
万が一、追突されてしまったときには命を落としかねません。高速道路上で故障のため路肩にクルマを停車させたとき、乗員は故障車の後方ガードレール外側で待機するのが鉄則です。
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このように、高速道路で運転する際には、必ずしも法律などで明文化されていない「暗黙のルール」にも気を配る必要があります。
しかし、本質的に重要なのは、これらはあくまでも安全を守るために必要なものであるという点です。「暗黙のルール」を覚えればよいというものではなく、どのような運転・行動をすればより安全かという点を、日頃から意識しておくことが重要です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。









