機能性よりも見た目が大事!? デザインを優先したコンパクトカー3選

50年前のFF車はアグレッシブすぎるデザイン!?

●日産「チェリー X-1R」

後方視界よりもデザインを優先させたであろう「チェリー X-1R」
後方視界よりもデザインを優先させたであろう「チェリー X-1R」

 1970年代の初頭に、室内空間の広さや安定した走りを実現できるFFが注目され始め、日産は1970年に同社初のFF車として「チェリー」を発売しました。

 発売当初のボディバリエーションは2ドアセダンと4ドアセダンで、1971年にはスポーティなクーペが加わります。

 なかでも上位モデルである「X-1R(エックス・ワン・アール)」はオーバーフェンダーを装備し、最高出力80馬力を発揮する1.2リッター直列4気筒OHVエンジンを搭載することで、若者から高い人気を誇りました。

 チェリークーペは斬新で独特なハッチバックスタイルで、リアサイドのデザインが特徴的です。しかし、左右後方視界を度外視した形状だったため、左への車線変更はかなり気を使ったといいます。

 また、チェリーは黎明期のFF車だったことから、FR車に慣れたユーザーにはペダルレイアウトやドライビングポジションに違和感があったようで、次世代の「チェリーFII」では大きく改善されました。

※ ※ ※

 本来、コンパクトカーは実用性や経済性が重要視されるため、デザインで冒険することはほとんどありません。

 そのため、今回紹介した3車種のようなモデルは、この先二度と出ることはないであろう貴重なモデルです。

 この3車種のようなデザインのクルマが発売されるとは、なんともおおらかな時代だったのではないでしょうか。ある意味、メーカーの余裕が感じられます。

【画像】もう二度と出ない!? 面白すぎるデザインのコンパクトカーの貴重な姿を見る(15枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー