GS無き後の弟分は超絶進化!? レクサス新型「IS」大幅改良の中身とは
レクサスは、2020年6月16日に新型「IS」を世界初公開しました。レクサスは、同年4月末にISの兄貴分ともいえる「GS」の生産終了をアナウンスしていましたが、弟分の新型ISはどのような進化を遂げているのでしょうか。
GS生産終了の一方で新型「IS」が登場へ
2020年6月16日にレクサスは新型「IS」を世界初公開。従来型のISからはどのような進化を遂げているのでしょうか。
2005年に日本展開をスタートさせたトヨタのプレミアムブランド「レクサス」。当初は苦戦を強いられたものの、ラインナップの充実とクルマ自体の実力が上がるにつれて販売もアップ。その効果は数字に表れており、2019年は初の6万台越えを達成しています。
とはいうものの、その内訳のほとんどは「UX/NX/RX」のクロスオーバー三兄弟が占められており、セダン勢は「ES」が唯一健闘するも、全体的に見ると苦戦中です。
2020年4月23日、「GS」の生産終了がアナウンスされましたが、レクサスは指を咥えて黙っているわけではありませんでした。
今回、セダン系の末っ子となる「IS」が2回目の改良を実施。レクサス自身はマイナーチェンジと呼んでいますが、変更内容を見るとそのレベルを遥かに超えています。
外観デザインはまさに“激変”レベルです。従来型のISは今となってはフロントマスク以外の部分は意外とコンサバで線の細さや腰高感が気になっていましたが、新型ISは新世代レクサスのデザインへとアップデート。
ワイド&ローが強調されより低く構えた印象のフロント、ルーフラインまで変更されFRらしいプロポーションバランスになったサイド、特徴的な一文字型のリアコンビネーションランプに加えてドシッとした安定感がプラスされたリアなど、従来型ISとは似て非なる物で、ズバリ「小さなLS」のようなイメージです。
ちなみにボディサイズは全長4710mm(+30)×全幅1840mm(+30)×全高1435mm(+5)と僅かに拡大されていますが、数値以上に伸びやかなプロポーションに仕上がっているのは、マイナーチェンジでは異例といえるルーフラインの変更も大きいでしょう。
一方、内装はマイナーチェンジレベルに留まっています。インパネ周りは基本的なデザインは不変ですが、左右の吹き出し口の変更(角型→丸型)やツートーン配色、ドアトリムのグラフィックパターン、加飾の変更などによりスポーティなイメージと質感アップがおこなわれています。
また、機能面ではタッチパネル対応の10.3インチディスプレイやISでは待望となる電子式パーキングブレーキなども採用されますが、せめてメーター表示やステアリングは刷新してほしかったと筆者(山本シンヤ)は思い、ここが違うと印象はガラッと変わるような気がしました。
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