梅雨時の溝無しタイヤは危険度MAX! JAFが点検を呼びかけ
JAF岡山支部は、梅雨時もクルマが安全・快適に走行できるようにするための、「タイヤ」の点検を呼び掛けています。
雨天時の摩耗タイヤはスリップに直結
JAFによると、2019年6月の岡山県内におけるJAFロードサービス出動件数は2164件。 出動内容でもっとも多かったのは、「タイヤのパンク、破裂、空気圧不足」(514件 構成比23.8%)でした。
JAF岡山支部は、梅雨時もクルマが安全・快適に走行できるようにするために、事前にタイヤの点検をすることを呼び掛けています。
点検のポイントは、「残り溝」と「空気圧」です。
タイヤの溝には、濡れた路面の水を掻き出し、タイヤを路面にしっかり接地させる役割があります。
そのため、残り溝が少ないと路面の水が十分に掻き出せないため、路面とタイヤの間に水が入り込み、タイヤが路面に接地せずに浮いてしまうため、スリップなどにつながり大変危険です。
JAFがおこなったユーザーテストで、濡れた路面で時速100kmからフルブレーキをかけた際の制動距離を比較したところ、摩耗タイヤ(2分山)の制動距離は、新品タイヤの1.7倍(47.6m→70.5m)に達し、雨天時における摩耗タイヤの危険性が、改めて明らかになりました。
この結果からもJAFは、タイヤに異常を発見した場合は、自動車販売店や整備工場などでチェックを受け、必要な場合は早めに交換することを推奨しています。
そして、残り溝と合わせて重要なのが、適正な空気圧です。クルマのタイヤも自転車のタイヤと同じように自然に空気が抜けていくため、毎月1回程度は給油と合わせて空気圧を点検しておくと安心です。
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