“低燃費”な新型「クーペSUV」発表!軽量ボディד独自ユニット”装備でめちゃ楽しそう!「映え内装」も超カッコイイ「アルカナ」の魅力とは?
2024年10月9日にルノージャポンはクーペSUV「アルカナ」を一部改良しました。またデザインなどを変更した「エスプリ アルピーヌ」が新たに設定されましたが、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
新たなモデルライン「エスプリ アルピーヌ」が登場した背景とは?
ルノーのクーペSUV「アルカナ」が、2024年10月9日に初のマイナーチェンジを実施しました。
最大のニュースは、モデルラインを「エスプリ アルピーヌ」に変更したこと。
その背景には、ルノーのお家事情がありました。
アルカナは、2020年にルノー初のクーペSUVとして初登場。
欧州を中心に他の地域にも展開され、現在まで姉妹車となるルノー「コリアXM3」を含め、約29万台が販売されています。
日本では、2022年5月より投入。
主力となるルノー独自のストロングハイブリッドシステム「E-TECHフルハイブリッド」は、日本のルノー車初のハイブリッドモデルとして注目されています。
特に輸入車SUVナンバー1となる22.8km/Lの低燃費が、輸入車オーナー及び検討層にとっては大きな魅力となりました。
さらに同年11月からは、より価格を抑えたマイルドハイブリッド仕様の1.3リッターターボエンジンモデルも追加されています。
そんなアルカナユーザーの購入理由として、クーペライクなスタイルの良さ、燃費の良さ、そのままゴルフバック2つを楽々と積み込めるラゲッジスペースの広さ、室内空間のゆとり、フランス車らしい走りの良さなどが挙げられています。
また輸入クーペSUVの主力となるドイツ車ブランドと比べると、ミッドサイズのクーペSUVとしては手頃な価格である点も強みとなったようです。
ただルノージャポンの中では、フラグシップスポーツカーである「メガーヌR.S.」に次ぐ高価格車です。
ルノー車が年間7000台から8000台規模の販売台数であることを鑑みれば、累計販売台数が2000台というのは、まずまずの成功を収めたといえるでしょう。
そして今回マイナーチェンジを受けた改良型ですが、基本スペックには変更なし。
装備面では、1インチアップの19インチアロイホイールに変更、インフォテイメントシステム「マルチメディアEASY LINK」が、7インチから9.3インチと画面をワイド化。
くわえて環境対応として、レザー内装から合皮を用いたレザーフリー内装となったことが挙げられます。
さらにデコレーションにも変化があり、ルノーが復活させた伝説のスポーツブランド「アルピーヌ」のエッセンスを取り入れた「エスプリ アルピーヌ」となりました。
アルカナでいえば、導入初期に用意されていた「ルノースポールライン(R.S.ライン)」に相当するものです。
なぜ、同等の役目を持つグレードが変更されたのか。
それこそがルノーのお家事情なのです。
これまでルノーのモータースポーツを含めたスポーツ部門「ルノースポール」が存在し、その名を冠したスポーツモデルがルノースポール、そのエッセンスを取り入れたモデルが「ルノースポールライン」として主に展開されてきました。
アルピーヌは1973年にルノー傘下に収まり、クルマの開発製造をおこなっていましたが、95年以降アルピーヌの名を冠したモデルはなくなり、市販車ではルノースポールモデルの製造をおこなっていました。
2000年以降には、アルピーヌブランドの復活への動きが活発となり、2017年には往年の名を受け継いだ「アルピーヌA110」を正式発表し翌年より販売が開始されました。
これによりルノースポールは、2021年にアルピーヌに統合されることになり、ルノー車のラインアップからも、続々とルノースポールの名を冠したモデルの生産が終了。
このような事情からルノースポールラインがエスプリアルピーヌに切り替えられています。
その日本での第1弾モデルが、アルカナというわけです。
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