トヨタ新型「ハリアー」が7年ぶりの大進化! 話題の都会派SUVの魅力に迫る

トヨタ初の機能「調光パノラマルーフ」とは?

 新型ハリアーは、心地良い室内空間を追求するため、走行時の静かさと心地よさにこだわり、「雅」をコンセプトに、上質な乗り味を目指しました。

トヨタ新型「ハリアー」内装
トヨタ新型「ハリアー」内装

 車内に乗り込んだときの、ドアを閉めた瞬間の静けさや、発進時に「すっと」動く挙動や静けさ、また、中低速時のしなやかで滑らかな動き、曲がることに加え、高速走行時の静かで心地よい巡行など、さまざまなシーンにおいて質感が高められています。

 吸音遮音、制振材を効果的に取り入れ、ロードノイズや会話明瞭度がレベルアップ。従来ハリアーや「RAV4」と比べても、ひとつ上のプレミアム感を感じることができるといいます。

 さらに、ラックアシスト電動パワーステアリングによるしっとりと質の高い操舵フィーリングで、直進安定性と高いトレーサビリティを実現。

 新開発のショックアブソーバーを採用し、しなやかに動くことで収まりの良さとショック低減を両立。減衰力を最適化し、路面からの入力に対して体が揺さぶられず乗り心地が安定します。

 新型ハリアーにはトヨタとして初めて、「調光パノラマルーフ(電動シェード&挟み込み防止機能付き)が採用されました。

 やわらかな光が広がる心地よい室内空間を提供することを目的とし、調光機能により、障子のような柔らかな光りが差し込みます。

 液晶フィルムを用いることで、調光状態では液晶がランダムに並んでいるため、外からの光が散乱してガラスは不透明に、透過状態ではフィルムに電圧をかけることで液晶が同じ向きに整列して光を通すためガラスは透明になります。

 それでいてカットする紫外線は99%以上、赤外線は90%以上とされ、車内を明るく保ちながら直射日光を軽減。また、音声認識機能も設定されました。

 さらに、デジタルインナーミラーには録画機能が追加されました。デジタルインナーミラーを利用しているユーザーの要望に応えるために搭載された機能で、さらなる安心を届ける目的があるといいます。

 前方視界を遮らないように、デジタルインナーミラーは従来品と同サイズで前方カメラを装着して、録画機能を追加。これにより、走行中の前後方映像をmicroSDカードに常時録画することが可能になりました。

 また、テレビやラジオなどの車載電波機器に影響を与えず、メーカー装着ならではのスタイリッシュな見た目を実現しています。

※ ※ ※

 新型ハリアーのパワートレインは2種類用意されています。

 2リッターガソリン車(171馬力)はTNGAによって一新した最新のダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTを搭載。駆動方式はFFと4WD(ダイナミックトルクコントロール4WD)が用意されました。

 高い動力性能と低燃費を実現する直噴エンジンと発進ギヤを追加したCVTにより、力強くダイレクトな走りとともに、素早い変速によるスポーティな走行も可能です。

 ハイブリッド車は、2.5リッターとハイブリッドシステム「THSII」を組み合わせ、システム最高出力は2WDが218馬力、4WDが222馬力を発生します。

 アクセルを踏んだ瞬間にわかる動力性能やダイレクト感が感じられるとともに、燃費は2WDが22.3km/L、4WDが21.6km/Lと低燃費を実現しました(いずれも社内測定燃費)。

 新型ハリアーの価格(消費税込)は、ガソリン車が299万円から433万円、ハイブリッド車が358万円から504万円とされています。

 従来型ハリアーのガソリン車が300万4100円から440万4400円、ハイブリッド車が384万4500円から504万5700円と、エントリーグレードでは新型ハリアーの方が安い価格設定となっています。

 内外装や装備、走行性能、価格、燃費などあらゆる面が進化した新型「ハリアー」は、魅力的なSUVのひとつになることは間違いないでしょう。

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1件のコメント

  1. CVTに発進ギヤならステップATを採用すりゃいいだろうに、あれだけトルクの美味しいところどりを売りにしておきながら今更に否定的にギヤを追加するなら多段式ATのほうがトヨタの毎度のエンジンの駄作ぶりは隠しやすいだろうに、 それか発進ギヤ付きのCVTこそ最初に開発されたCVTであったのではないかな?
    それをコスト面で散々に出し惜しんでユーザーの動向を診ながら後だしじゃんけんのように元からある技術を新技術に見せ掛けて出してくるザマは世界中で一番車作りと車造りが下手なTOYOTAのある意味お家芸だからな。

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