カワイイのかブサイクなのか理解不能!? 奇抜すぎる「顔」の車5選
特別仕様車として登場した「変顔」な2台
●スバル「インプレッサ カサブランカ」
1992年に発売されたスバル初代「インプレッサ」は、コンパクトなセダンとステーションワゴンとしてデビュー。高性能な「WRX」がラインナップされたことで、たちまち人気車となりました。
この初代インプレッサ ツーリングワゴンをベースに、クラシカルな外観にカスタマイズされたモデルが「インプレッサ カサブランカ」です。
インプレッサ カサブランカは1997年の第32回東京モーターショーに参考出品され、来場者から好評を博し、その要望に応えるかたちで1998年に市販化されました。
当初は5000台の限定車として販売されましたが、1999年に標準車のマイナーチェンジに合わせてカタログモデルになります。
外観はクロームメッキのフロントグリルや丸型ヘッドライトを採用し、内装にはモケットのシートとドアトリム、2トーンの本革巻ステアリングホイールなどを装備して、「スポーツエレガンス」をコンセプトに仕立てられました。
当時は軽自動車や小型車を中心に、レトロにカスタマイズされたクルマが、ちょっとしたブームになりました。しかし、インプレッサ カサブランカのデザインは違和感が強く、お世辞にもスタイリッシュとはいいがたい印象です。
●三菱「パジェロジュニア フライング パグ」
かつて、三菱が販売していたコンパクトSUVの「パジェロジュニア(後にパジェロイオ)」と、軽自動車の「パジェロミニ」は、RVブームの背景からパジェロの弟分というポジションで開発されたモデルです。
そして、パジェロジュニアをベースにしたカスタマイズカー「パジェロジュニア フライング パグ」(以下「フライング パグ」)が1997年に登場。当時、三菱の販売チャネルである「カープラザ」設立20周年キャンペーンの一環として企画・販売されました。
フライング パグのルックスは1940年代のクラシックカーをモチーフにデザインされ、とくにフロントセクションはすべて新たにデザインされた力作となっています。
しかし、キャビンのデザインは標準のパジェロジュニアのままだったため、全体のバランスにかなりの違和感があり、限定1000台ながらプレミアが付くほどの人気車になることなく、いまでは稀代の珍車です。
なお、大規模な改造が施されていたにもかかわらず、価格は175万円(消費税含まず)からと、かなりのバーゲンプライスでした。
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冒頭にあるとおり、最近のクルマは精悍な印象のフロントフェイスが流行しています。その一因として、LEDヘッドライトの普及があるのではないでしょうか。
LEDヘッドライトは、ハロゲンヘッドライトやHIDに比べてデザインの自由度が高く、それまで不可能だった造形が可能になりました。
一方で、デザインの自由度が高くなっても横並びのデザインでは面白みに欠けるので、そろそろ斬新なデザインのフロントフェイスが期待されます。
醜い車、ワースト3
①先代ムルティプラ
②先代デューク
③現行プリウス