憧れのオープンカーに乗りたい! 100万円以下の中古車5選
乗車人数や荷物を載せるスペースが限られるなど、日常的な使い勝手に不利とされるオープンカーですが、ルーフを全開にしてドライブをするという、ほかのクルマにはない感動を味わえる魅力があるのも事実です。今回は、そんなオープンカーのなかでも100万円以下で購入できるクルマをピックアップして紹介します。
オープンカーの醍醐味を味わえるベストセラーたち
日常的な使い勝手に不利とされるオープンカーですが、ほかのクルマにはない解放感や感動を味わうことができる魅力を持っています。そんなオープンカーのなかで、100万円以下で購入できるモデルにはどんなものがあるのでしょうか。
●マツダ「ロードスター」
1989年に登場したマツダ「ロードスター」は、それまで特別な存在だったオープンカーを誰もが手に入れられる形にした、エポックメイキングなクルマでした。
「2人乗り小型オープンスポーツカー」として累計生産台数世界1位を更新し続け、2016年には生産台数100万台に到達。1989年から現在まで、4代にわたって生産し続けられています。
そんなロードスターは、生産台数が多いこともあり比較的安価で、初代から3代目であれば100万円以下の予算で購入可能です。
初代ロードスターは「リトラクタブルヘッドライト」など、現在では見られなくなったメカニズムを搭載し、人気を集めています。
1998年にモデルチェンジした2代目は固定式ヘッドライトに変更され、「1.8 ターボ」や、「ロードスタークーペ」などの特別仕様車も追加されました。
また、3代目では排気量が2リッターとなりボディサイズも大きくなったことから、より快適な長距離移動ができるクルマとなっています。
近年は、マツダによる初代ロードスターのレストアサービスの開始や、リトラクタブルヘッドライトなどの特徴的な装備から、価格が高騰している傾向にあるので、初代ロードスターを楽しみたいのなら、今が購入する最後のチャンスといえるでしょう。
●ホンダ「ビート」
軽自動車でありながらオープンカーを実現し、「マニュアルのみ」という硬派な設定や、軽自動車の馬力規制上限である64馬力を、ターボチャージャーを使わずに達成しているなど、ホンダ「ビート」は、ホンダのテクノロジーが詰め込まれた1台です。
ホンダはビートをスポーツカーとアピールしていませんでしたが、エンジンを運転席の後ろに搭載するミッドシップレイアウトとしたことにより、スポーツカーの雰囲気を味わえる貴重なクルマとなっています。
近年のクルマでは標準装備となっているパワーステアリングが搭載されていないため、停止状態ではハンドルが重たくなりますが、走り出せばハンドルの重さは気になりません。
また、バイクのようなメーターユニットや車体の低さなど、ビートでしか味わえない感覚が最大の魅力です。
発売されたのは1991年で生産終了は1996年と、最終型でも20年以上前のクルマですが、100万円以下で購入できる貴重な軽オープンカーとなっています。
●ダイハツ「コペン」
ダイハツ「コペン」は2002年に発売され、2014年には現行型となる2代目が登場。現在も新車で購入できる数少ない軽オープンカーです。
最大の特徴は自動でルーフを開閉できる電動・油圧ポンプ式のオープン機構を持つことで、初代ロードスターやビートなどの手動式よりもスマートなルーフの開閉が魅力となっています。
また、ルーフは金属製となっているため、ソフトトップのように経年劣化によって破れてしまう心配もありません。
一方で、金属製ルーフを採用したことで車重は重くなっていますが、ターボチャージャーによる高い加速性能によって、ストレスは感じません。
さらに、ルーフを閉めた状態ではトランクにゴルフバッグを積むこともできるため、近距離旅行ならスペースも必要十分。
初代コペンは2012年までの10年間にわたって販売されたことから販売台数も多く、100万円以内でも走行距離が短く、状態も良好なクルマを選ぶことが可能です。
2代目は現在も現行販売が続けられていますが、2014年に発売された初期型であれば、車両価格80万円台のクルマもあります。
初代に比べて足元など室内スペースも拡大されているため、長距離移動を楽しむ場合は2代目を検討してみるのも良いでしょう。
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